小田急不動産が6月中旬に分譲する戸建て「リーフィア経堂四丁目」を見学した。閑静な住宅街に位置する全10戸で、プレミアム仕様の住戸は価格に見合う価値はあると見た。
物件は、小田急線経堂駅から徒歩13分・千歳船橋駅から徒歩7分、世田谷区経堂四丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)に位置する全10戸。土地面積は100.26~125.48㎡、建物面積は93.36~133.63㎡、予定価格は9,900万円台~16,000万円台(最多価格帯12,000万円台)。建物は竣工済み。構造・規模は木造2階建て(2×4工法)。施工は東急建設。
現地は、区画整理事業によって前面道路が6m以上確保されている良好な住宅街の一角。
全体敷地は邸宅が建っていたところで、各住戸の外構は風格を漂わせる門塀と植栽を施し、ロートアルミ門扉・装飾、リーフィアをデザインしたサイン付きとしているのが特徴。一部私道はインターロッキング舗装。
約6.25mの南側公道に面した4住戸はビルトインガレージ付き(一部住戸除く)で、主な基本性能・設備仕様は、リビング天井高2,800ミリ、玄関吹き抜け、1620バスルーム、フィオレストーン天板、バックカウンター・吊戸棚(一部住戸除く)、Low-Eガラス、樹脂素材を採用したハイブリッドサッシ、良水工房、スピーカー付きダウンライト(2か所)、エコカラットなど。
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久々に同社の分譲戸建てを見学した。先月末に同社の「リーフィア南大沢〈ガーデンズ〉」を見学・取材はしているが、モデルハウスは見ていない。
第一印象は、かつてたくさん見た同社の都市型戸建てと基本的にはレベルは変わっていないということだ。植栽は豊かだし、同社のブランド〝リーフィア〟をアレンジしたアルミ製サインなど細かなデザインも施されていた。全体的なレベルは高い。これが確認できて嬉しかった。
〝これはいい〟と思ったのが、玄関、洗面などの床や巾木に採用されていた御影石・タイル調のフローリングだった。ほとんどの人は本物の御影石だと思うはずだ。どこの製品だったか聞くべきだったか。
スピーカー付きダウンライトもいい。これを見るのは4物件目か。パナソニック製で、音がすごくいい。スマートスピーカーと連動させればいろんな音楽が楽しめる。ある現場で〝西武ライオンズの応援歌かけて〟と言ったらちゃんと歌ってくれて感激した。
一つ注文をつけるなら廊下・階段のメーターモジュール化だ。最近は一部のハウスメーカー、デベロッパーの戸建てにしか採用されなくなっただが、同社は他のデベロッパーに先駆けて建坪が30坪でも極力メーターモジュールを採用した。