日本政府観光局(JNTO) は8月21日、2019年7月の訪日外客数は前年同月比5.6%増の約299万人で、前年同月比5.6%増加し、単月として過去最高を記録し、1~7月でも約1,962万人で、前年同期比4.8%増加したと発表した。
一方で、韓国からの訪日客は前年同月比7.6%減の約56万人で、1~7月の合計でも約442万人で、前年同期比4.3%減少している。
その理由をJNTOは「韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復や旅行先としてベトナムが人気になるなど海外渡航先が多様化していること、韓国経済の低迷に加えて、最近の日韓情勢もあり、訪日旅行を控える動きが発生し、訪日者数は前年同月を下回った」としている。
◇ ◆ ◇
7.6%減が多いのか少ないのかよく分からないが、政治に振り回されないで仲良くすべきと考えている記者にとっては気になる結果だ。
ただ、救われるのは、韓国観光公社の調査によると、日本から韓国への今年7月の入国者数は274,830人で、昨年同月の230,512人より19.2%増加していることだ。
7月のわが国からの出国者数の伸び率は6.5%増だから、これと比べても日韓関係の悪化はそれほど影響していないのかもしれない。メディアも大本営発表記事ばかり書かないで、逆のあるいは裏側からの視点でものを観ることが必要ではないか。