ナイスが分譲中の戸建て「パワーホーム湘南辻堂ヒルズ」を見学した。辻堂駅から徒歩12分の全31区画(建売住宅5戸、建築条件付土地分譲15区画)で、建売住宅はほぼ完売。順調な売れ行きを見せている。
物件は、JR東海道線辻堂駅北口から徒歩12分、藤沢市羽鳥1丁目の第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率100%)に位置する全31区画。建売住宅の土地面積は120.16~120.66㎡、建物面積は100.64~111.68㎡、価格は6,180万~7,090万円。建築条件付土地分譲は土地面積約120㎡以上、価格は4,357万円から。建売住宅は2棟が完成済み。
現地は、大和ハウス工業が分譲中の大規模マンション「プレミスト淞南辻堂」に近接。建物は同社の長期優良住宅の耐震、断熱、維持管理、劣化対策の4つの最高基準をクリアした木造2階建てパワーホーム。
共働き世帯の入居を想定したモデルハウスは、隠せるキッチン収納、梁現しリビング、メーターモジュール階段、良水工房、洗面台付き玄関ホール、汚れが付きにくいセフィオンテクト(TOTO)、透水コンクリートなどが特徴。
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すてきナイスグループは今年5月、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の容疑で証券取引等監視委員会による強制調査と横浜地方検察庁による強制捜査を受け、その後、前会長、前副会長が同容疑で逮捕されるなどの事態を招いたので心配していたのだが、今回の分譲戸建ては順調に売れており、一般のお客さんへの影響はそれほどでもないことに記者も安堵した。
価格的には、市の指導により土地面積が120㎡以上となりグロスは「地元の人はなかなか買えない」(同社住まいるギャラリー湘南 一級建築士 部長・山本哲也氏)価格帯だが、近接の大和ハウスのマンションの坪単価は200万円をはるかに突破しており、割安感はある。
停止条件付宅地分譲の比率が高く、現段階ではモデルハウス2棟しかないので街並みが観られないのが残念だった。
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記事とは関係ないが、同社野球部は今年のRBA野球大会でエース山本の好投で8強まで勝ち進んだ。山本投手は準々決勝戦欠場したため惜しくも敗れたが、山本投手が投げていればひょっとしたら20年ぶりの東京ドームでの決勝戦に勝ち進んだかもしれない。
20年前の監督を務めていたのは確かナイス取締役常務執行役員住宅事業本部長・木暮博雄氏(前すてきナイスグループ代表取締役社長)だった。木暮氏には本業はもちろん野球部も強化するよう期待したい。野球部はすてきナイスグループのアットホームな雰囲気をもっともよく映している〝素敵〟なチームだ。