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2019/10/30(水) 15:00

遊び心に溢れた一等地のホテル総合地所「THE LIVELY 麻布十番」11月1日開業

投稿者:  牧田司

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「ルネ麻布十番ビル」 

 総合地所は10月30日、ホテルと商業のコンプレックスビル「ルネ麻布十番ビル」が完成したのに伴うホテル「THE LIVELY 麻布十番」の関係者見学会を行った。基本設計・デザイン監修をA.A.E.一級建築士事務所が担当し、グローバルエージェンツが運営する客室数62室の遊び心あふれる素晴らしいホテルで、11月1日に開業する。

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吹き抜け空間

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客室

◇      ◆     ◇

 「ルネ麻布十番ビル」は9階建で延べ床面積約3,365㎡。東京メトロ南北線麻布十番駅から徒歩3分、麻布十番商店街沿いの鳥居坂と暗闇坂の交差点に立地。マンションなら坪1,000万円どころか1,200万円でも売れそうな一等地。

 どのようなホテルになるか楽しみにしていたが、見てすぐ素晴らしいデザインに惚れこんだ。A.A.E.一級建築士事務所の下吹越武人代表は、数々のグッドデザイン賞を受賞されており、記者もいくつか見学している。

 なにがいいか。まず、2階のFRONT/ROBBY。建物がそんなに大きくないのは残念だが、8階までの吹き抜け空間のデザインが最高だ。これを見て、かつて長谷工コーポレーションが建てて自社で運営していた京都の「ブライトンホテル」を思い出した。ホテルの中央に大きな吹き抜け空間があり、絹谷幸二氏の大壁画があり、客室は遮音性が高く、広い。

 その京都ブライトンとは比べようもないが、フロントデスクに併設したビールがタダで飲める(宿泊者のみ。ワインも提供するよう検討中とか)本皮張りのカウンター付きワークスペースがまたいい。

 客室も最近の宿泊特化型ほてるよりやや広めの20㎡以上が中心(ルームチャージは18,000円前後~)。シャワールームのみで、浴槽はない。天井高は最高2500ミリ。最上階の40㎡+テラスの「The Lively Loft」は子どもの滑り台付き4ベッド+ソファーベッドを採用し、ルームチャージは40,000円前後というから割安だ。全体的に濃い藍色を多用しているのが特徴。

 一つだけ残念だったのは、最上階の「THE LIVELY BAR」の設えはいいのだが、一部にいかにもフェイクの緑が壁面に掲げられていたことだ。〝画竜点睛を欠く〟-といったら失礼か。

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客室

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滑り台付き「The Lively Loft」(きれいなロシア出身の女性スタッフが実演してくれた)

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2階のロビーラウンジ・ワークスペース

 

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