ナイスの好調免震マンション「ノブレス新横浜エスアリーナ」を見学した。全83戸のうち第一期として35戸を10月26日に分譲した結果、32戸に申し込みが入り、今週末までに全戸に申し込みが入るメドがついたようだ。
物件は、JR横浜線・東海道新幹線新横浜駅から徒歩8分、横浜市港北区新横浜1丁目の商業地域に位置する15階建て全83戸。第一期(35戸)の専有面積は42.29~72.00㎡、価格は3,360万~6,400万円。坪単価は270万円。入居予定は2021年3月下旬。施工は合田工務店。10月26日抽選分譲の結果、32戸に申し込みが入った。
現地は、2方道路の角地。商業地域立地だが、嫌悪施設などはほとんどないビルやマンション化が進んでいるエリアの一角。
「新横浜北部地区街づくり協議指針」と「横浜市市街地環境設計制度」に基づき①歩道状公開空地の連続性②にぎわいの創出③地域防災への協力を開発コンセプトにしているのが特徴。
建物は免震構造を採用。住戸は南東向きが4戸、北西向きが2戸の1フロア6戸構成。北西向きの1スパン42㎡以外はファミリータイプ。同社物件の特徴の一つでもある70㎡台の4LDKタイプ2スパン用意している。
販売担当の同社マンション事業部・山本貴之氏は「極めて好調。免震と立地が評価されている」と話している。
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坪単価はほぼ予想通り。免震の価値を考慮すれば割安か。マンション適地の上昇、建築費の高騰で最近は免震マンションがどんどん減っている。にもかかわらず、同社は愚直に免震を貫いている。歩道状公開空地の確保や地域の防災施設も整備しているのもいい。
欲を言えばもう少し設備仕様レベルを上げてほしかったが、単価からして第一次取得層の限界だ。