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2019/11/08(金) 10:22

旭化成ホームズ マスターブランド名「HEBEL HAUS」に決定

投稿者:  牧田司

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 旭化成ホームズは11月7日、同社の〝へーベル〟ブランド価値向上を目指すため、同社の商品・サービスを包括するマスターブランド名を「HEBEL HAUS」と決めたと発表。また、同社の供給する戸建住宅「ヘーベルハウス」と賃貸住宅「へーベルメゾン」の引き渡し後の無償定期点検サービスを従来の30年間から60年間に延長し、顧客のローン返済額を抑える支払額軽減住宅ローンの取り扱いや、一部の商品で将来の買取保証サービスを開始したと発表した。

 マスターブランドを統一したのは、同社の社名を〝へーベル〟と誤認している層があらゆる年代で50%以上に達し、グループ全体の総合力が市場に見えにくい状況を踏まえ、「いのち・くらし・人生」全般を支える「LONGLIFE」の提供・実現する会社であることをアピールするため。

 無償定期点検サービスの期間延長は、築30年を超える戸数が約5万棟に達し、ライフスタイルの変化やリフォーム、所有者の世代替わりによる住み替え、ストック重視の国の施策などに対応するもの。

 支払額軽減住宅ローンは、新生銀行と共に開発した商品で、借入元本の一部を最終回一括払いとすることで月々返済額を抑えられる住宅ローン商品。国土交通省の「住宅ストック維持・向上促進事業」にも採択されている。

 買取保証サービスの対象は、時代や流行に左右されにくい普遍的なデザイン・間取りで建築するヘーベルハウスのセレクテッドパッケージ「my DESSIN(マイデッサン)シリーズ」。将来的に、スムストック査定方式による査定額に一定の評価を上乗せした評価額をもとに買取保証サービスを行う。

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川畑社長

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 マスターブランド名を「HEBEL HAUS」と定めたのはいま一つ理解できない。記者などは〝へーベル〟を知ったのはまだ20代の頃だった。今では住宅事業の売上高は7,270億円(19年度予想)で、旭化成グループのマテリアルに次ぐ大きな柱にまで伸長している。

 それをどうして漢字やカタカナをわざわざドイツ語の「HEBEL HAUS」にしなければならないのか理解できない。変えるなら「へーベル」「旭化成へーベル」のほうがいいような気がする。もちろん、この先数十年を見通したアルファベッド表記に抵抗感がない若年層に浸透させようという深謀遠慮の計らいがあるのは分かるが…。

◇       ◆     ◇

 記者が知友目している渋谷区宮益坂の建て替えマンションについては、川畑文俊社長は「価格をいくらにするか、一般分譲するかどうかは検討中。分譲するとすれば来春」と語った。来年1月分譲の同社最大級の等価交換マンション「アトラス築地」(161戸)については「築地本願寺に近接している希少性を加味して適正な値段にする」と話した。

 

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