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2020/01/29(水) 16:07

三井不 ホテル新ブランド「sequence(シークエンス)」CHECK IN17時/OUT14時

投稿者:  牧田司

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「MIYAHITA-PARK」全体俯瞰図_low.jpg
「sequence|MIYASHITA PARK(渋谷宮下公園)」

 三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは1月28日、トップクリエイターと共創した新ブランド「sequence(シークエンス)」を立ち上げ、第一弾に「MIYASHITA PARK(渋谷宮下公園)」、第二弾に「KYOTO GOJO(京都五条)」、第三弾に「SUIDOBASHI(水道橋)」(仮称)を開業すると発表。プレス発表会には三井不動産執行役員ホテル・リゾート本部長・川村豊氏、同社ホテル・リゾート本部 ホテル事業部長・小田祐氏、ウェルカム代表取締役・横川正紀氏、グリフォン代表取締役・齊藤貴史氏が出席し、事業説明・トークセッションなどを行った。会場には100名近いメディアが駆け付けた。

 新ブランド「sequence(シークエンス)」は、「つながり・連鎖・一連の流れ・連続」という意味の単語で、「自分だけの過ごし方を自由に創造・編集し、唯一無二の時間を過ごすことができ、様々なヒト・モノ・コトとの出会いにつながる場所になるように、という想い」を込めている。コンセプトは「SMART」「OPEN」「CULTURE」。

 ブランドロゴは、「sequence」の“s”をシンボル化し、円弧の連なりで構成され、離れたり、近づいたりする線、互いに影響し合う2つの円により、“やさしいつながり”を表現している。

 川村氏は、「初めてホテルを担当したのは入社して間もないころの30数年前。ハワイのハレクラニの〝オハナスピリット〟にとても新鮮に感じた。〝オハナ〟は日本語だと〝家族〟という意味で、ホテルは家族のようにほっとするところというのが原体験。これからはSNS、デジタル化の進展により体験をシェアする、よりクリエイティブに時間を楽しむ時代になる。そうした人の活動に温かく寄り添うことが大事。われわれはオリ・バラのもっと先、中長期的な視点でほっとできる場所をどうしたら提案できるか、新ブランドは3年前からオープンで論議し作り上げてきた。われわれの想いを伝えたい」と、事業意図などについて語った。

 「MIYASHITA PARK(渋谷宮下公園)」は渋谷駅から徒歩3分の18階建て全240室。客室面積は13.7~94.7㎡。平均ルームチャージは3万円前後。企画プロデュース・レストラン運営はウェルカム。設計・施工は竹中工務店。開業は6月11日。

 「KYOTO GOJO(京都五条)」は、京都市営地下鉄五条駅から徒歩3分の9階建て全208室。客室面積は19.5~47.2㎡、中心ルームチャージは2万円前後。企画プロデュース・レストラン運営はグリフォン。フロアデザインはグリフォン、三井デザインテック。設計・施工は三井住友建設。7月22日開業。

 「SUIDOBASHI(水道橋)」は、千代田区神田三崎町2丁目の全119室。開業は2020年秋。

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「sequence|KYOTO GOJO(京都五条)」

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「sequence|SUIDOBASHI(水道橋)」(仮称)

◇       ◆     ◇

 同社のホテル取材は今回で20回目くらいか。いつになく関係者の力が入っていたような気がする。

 川村氏が入社当初にハワイのホテル担当になったのが原体験と語り、小田氏、横川氏、齊藤氏によるトークセッションでも魅惑的なフレーズがポンポンと飛び交い、いったいどのような火照目になるのかとワクワクさせられた。

 その模様をここで一つひとつ紹介するゆとりはない。一言一句を聞き逃すまいと必死でメモを取ったが、加齢による書き取り・聞き取り能力の退行、パソコンに頼り切っているための漢字力の低下などにより再現できない。なので、各氏が語った要旨を紹介する。

 小田氏は、「新ブランドに『ホテル』を入れなくて大丈夫かという声が社内にあったが、退路を断ち、腹をくくって腹を割って論議を進めてきた。心象風景として残るような舞台装置をつくった」などと述べた。

 横川氏は、「ホテル計画は普通ハード、デザインから始まるが、今回はソフトから始まった。3年間、様々な規制があるなかで、ほぼ毎週議論してきた。スマートがキーワードだった。『宮下公園』は360度抜けている。窓を大きく取り、小さな縁側を設けた。『水道橋』はバーがメイン。10年後に、海外からもベンチマークとなるような日本のホテルサービス、クオリティを提供できたらいい」と語った。

 齊藤氏は、「チェックイン、チェックアウトの時間を変えるのは大きな壁だったが、24時間、自由に出入りでき、多様な仲間と気楽に出会え、街と繋がりハブになるような空間を演出した。『水道橋』は住宅+ホテル+オフィスを足して3で割ったようなホテル」などと話した。

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左から小田氏、川村氏、横川氏、齊藤氏(東京ミッドタウン日比谷で)

◇       ◆     ◇

 一つだけ腑に落ちないことがあった。チェックアウトの時間を14時に設定したのは正解だと思う。ビジネスユースはともかく、観光などでホテルに宿泊し、ゆったり非日常を楽しもうというのに朝早く叩き起こされ、ブロイラーのように食事をさせられるのはまっぴらごめんだ。小生はもう30年くらい前からチェックアウトが10時の旅館・ホテルをほとんど利用したことがない。

 しかし、チェックインの時間を17時というのには腰を抜かすほど驚いた。チェックアウトの時間を14時にするのだから、チェックインはそのような時間にせざるを得ないのは分からないではないが、基本的にはフレキシブルにすべきというのが記者の持論だ。

 予算、目的にもよるが、われわれの年寄りは、14時か15時にホテルに着き、ホテルのデザイン、客室の飲み物、家具調度品、アメニティなどをチェックし、まず煙草を吸いコーヒーを飲み、ルームサービス、レストランのメニューなどを調べ、汗をかいていたらシャワーを浴び、それからホテルで食事するか外に出るかを決めるのが一般的ではないかと思う。

 同社は、事業説明でも宿泊客用のロッカーを備えると話したし、「京都駅前」に試泊させてもらったときも、そのようなサービスを行うことを知っていたが、果たしてどうなのか。

 若い人はどう考えるか、記者より一回りも二回りも若い女性記者数人に聞いた。「九州にはそのようなホテルがある。17時のチェックインはありだと思う」という声が大半だった。なるほど。

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メディア発表会

 

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