東京・丸の内北口ビル地階の喫煙室のドアに張り出された「閉鎖」の張り紙
ついに始まった。社会的マイノリティ=喫煙者に対する全面攻撃だ。1週間前くらいからオフィスがある東京・丸の内北口ビル地階の喫煙室に、新型コロナウイルスの感染予防策の一つとして「不特定多数が個室入室となる共用部(喫煙室等)の閉鎖」を検討するという張り紙が張られていたが、この日(2月26日)8時30分過ぎにタバコを吸いに行こうと思ったら、「当分の間閉鎖する」に変わっていた。恐れていたことではあるが、早急に対策を練らないといけない事態に陥った。
ところで、「不特定多数が個室入室」の意味は、「不特定」かつ「多数」の人が区画された個室に入室すると理解できる。同じように区画された個室トイレは同時に不特定の人が利用することはないので、これは対象外だ。
その点、共用部の「喫煙室」は、ホテル、飲食ビル、その他も含まれる可能性が高いのではないか。
だが、しかし、丸の内北口ビルの喫煙室は、入室を許可されるカードがないと入室できない。明らかにタバコを吸う人のみが自らの意志によって入室するのだから「特定」された人で、「不特定」とは言い難い。
仮に、入室が特定された人のみが利用する個室を閉鎖するならば、あらゆる施設の喫煙室が閉鎖されることになる。電車だってバスだってタクシー、喫茶店、飲食店だって広義の意味で個室ではないか。
「新型コロナウイルス」を「国策」「国防」の言葉に置き換えれば、あらゆる集団の集会なども禁止対象となる。小生は〝欲しがりません勝つまでは〟の戦前のスローガンを思い出す。ファシズムがひたひたと押し寄せてきた。
ド・トールまで5分はかかる。5回利用するとして1,100円以上の出費だ。往復10分のロスも生じる。しかし、小生は負けないぞ。コロナだって粉砕してやる。そういえば今日は二・二六事件の日だ。なにもこの日に「閉鎖」しなくてもいいのに…。ああ、もうダメだ。ここまで書いて息が詰まりそうになってきた。ド・トールだ。
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丸の内北口ビルの喫煙室は閉鎖されたが、東京駅地下北口にあるJTが管理していると思われる誰でも入れる喫煙室は〝健在〟だった。広さは10坪もないくらいの〝個室〟に常時50人くらいが煙をものともせず〝満喫〟している。JT頑張れ!
いま、わが多摩市は〝あなたから受動喫煙を守ります〟などと大きな横断幕を駅前に張り出している。まるで喫煙者を犯罪者扱いだ。市長選挙など記憶にないほど行っていないが、今度は絶対対立候補に入れる。あと3年先か。くたばるもんか!