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2020/03/18(水) 17:43

平成30年度 国の低層建築物 木造化率は9割超 多くは車庫など20坪 国交省

投稿者:  牧田司

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令和元年度木材利用優良施設コンクール 内閣総理大臣賞を受賞した屋久島町庁舎

 国土交通省と農林水産省は3月18日、平成30年度に国が整備した低層建築物の木造化率が、木材利用促進法の施行以降、最高水準の9割に達したと発表した。

 対象となった低層建築物は85棟で、うち木造化で整備したのは77棟、木造化率は90.6%(前年度76.9%)、延べ床面積は約9,051㎡(同9,457㎡)となった。内装などの木質化を行った公共建築物は169棟(同171棟)。双方の合計木材使用量は約4,206㎡。

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農水省庁舎(森林管理署)

◇       ◆     ◇

 結構なことだと思うが、延床面積約9,051㎡のうち規模の大きいのは農水省庁舎(森林管理署)の約2,075㎡(7棟)、環境省博物展示施設の約1,543㎡(2棟)など1,000㎡を超えるのは12棟しかなく、他は自転車・バイク置き場、物置、車庫、倉庫、トイレ、火薬庫などで、大規模12棟を除いた65棟の1棟当たり平均面積は約66㎡にとどまっている。

 まあ、しかし、防衛省の火薬庫を木造化したのは〝木は火に強い〟ことをアピールしたと理解しよう。

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木材利用推進中央協議会会長賞を受賞した三菱地所が整備したみやこ下地島空港ターミナル

 

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