別表は、東京都が発表した4月6日分の新型コロナウイルス陽性患者83名の属性を表・グラフにまとめたものだ。
年代では20~40歳代が多く、全体の65.0%を占めている。一方で、70代以上は6名、全体の7.2%にとどまっている。
男女別では、男性57名(68.7%):女性26名(31.3%)となっており、これまでと比べやや男性の比率が高まった。女性は20歳代が最多の8名で、50歳代はゼロ。
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今日で7日連続して属性を表・グラフにした。小生がやることではないと思うが、少しは役に立とうとオープンデータのエクセル表を分かりやすくしたつもりだ。都が発表するデータは隔靴掻痒、知りたいことはほとんど手掛かりがつかめない。
表・データからは、少なくとも70代以上の高齢者の陽性患者が漸減していることが分かる。国や都の「外出自粛」の呼びかけと、高齢者の自発的な自粛が効果を上げていると理解できるのではないか。
心配なのは、やはり10代、20代の若年層だ。4月に入ってから性別が不明の10代と調査中の20代がそれぞれ1名いる。これは何を意味するのか。
都にひと言。都は、「新型コロナウイルス感染症対策サイト」と感染症対策本部からとそれぞれ情報を公開しているが、元データは同じだ。そのままデータを公開しているのに過ぎないと言ったら失礼か。(対策本部は4月1日以降の区市町村別患者数を公開しているが)
情報公開にどれだけのスタッフが関わっているか分からないが、同じ情報なら一元化し、もっと具体的で心がこもった情報を伝えるべきではないか。