別表は、都の新型コロナ対策本部が発表している区市町村別の患者数をまとめたものだ。4月6日時点でもっとも多いのは世田谷区の113人で、以下、87人の港区、72人の新宿区、60人の杉並区が続く。都全体の罹患率は6.52。
人口10万人当たりの罹患率がもっとも高いのは港区で33.41人。以下、新宿区20.66人、渋谷区16.98人、中央区16.63人、目黒区15.63人、台東区15.31人、世田谷区12.32人、中野区12.23人、千代田区10.62人、品川10.21人の順。
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表を作成してから考えた。患者は都心部が多く、郊外は少ないのは分かるのだが、罹患率をはじき出すと、必ずしも都心部の率が高くないことが分かる。患者数はあくまでも陽性と判明した場所、つまり病院などであって、患者が住民登録している区市町村ではないのではないかという疑問が浮かび上がった。
そこで対策本部に問い合わせた。その通りだった。検査するのは保健所、病院なので、数値は必ずしも患者の居住地でないことが分かった。
なので、患者発生者の多いところ、罹患率が高いところは、検査体制がととのっている区市町村ということもいえそうだ。数時間の作業は徒労に終わった。この数値はあくまでも参考程度。
わが多摩市は感染者ゼロなので緑が多いからコロナを寄せ付けないのかと早合点したが、コロナと緑は関係ないのかあるのか。