積水化学工業は4月27日、2020年3月期決算を発表。売上高1兆1,292億円(前期比△1.2%)、営業利益877億円(同比△8.3%)、経常利益869億円(同△6.6%)、当期純利益589億円(同△10.8%)。新型コロナ拡大の影響でモビリティ分野における顧客の稼働低下、住宅・リフォームの引き渡し遅延などにより、減収、減益となった。
住宅カンパニーは売上高5,129億円(同+1.2%)、営業利益377億円(同△3.1%)。第4四半期の新型コロナの影響により引き渡しの遅延が生じ想定を下回り減益となった。
今期は売上高1兆1,074億円(同△1.9%)、営業利益700憶円(同△20.2%)、経常利益690億円(同△20.7%)を予想。住宅カンパニーは、売上高5,055億円(同△1.4%)、営業利益320億円(同△15.3%)を予想。
新型コロナ収束後の回復期に向けファーストバイヤー層をターゲットに土地・建売の増大、商品面の強化を進めていく。新築住宅事業では、スマートハウスとレジリエンス訴求を引き続き推進するとともに、営業人員やモデルハウスなどの体制強化に加えて、Webマーケティング強化により受注の増大を図る。