新型コロナが本性をむき出しにし〝社会的弱者〟に襲い掛かろうとしている-新型コロナ感染者の罹患率は、子どもなどの年少者が極端に低く、逆に高齢者が高いことを先日書いたが、その傾向が強まっている。
この日(28日)も、70代以上の高齢者は33人で、全体の29.5%に達し、6日連続して全体の20%以上を占めた。
東京都の永寿総合病院、中野江古田病院、都立墨東病院、練馬光が丘病院の4病院ではこれまで少なくとも337名の患者・職員が感染した。患者の年齢などは公表されていないが、入院患者の高齢者が中心であることは間違いない。
永寿総合病院長は「私どもに課せられている地域医療の中核病院としての機能も果たせない状況」と、ホームページで報告している。
また、千葉県では松戸市の介護老人保健施設「あきやまの郷」と市川市の「市川ゆうゆう」で合計48人が感染し、うち17人の入所者が死亡し、北海道千歳市のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)でも10人の入居者・職員が感染したと報じられている。