東京都は5月23日、新型コロナウイルス感染者が新たに2人判明し、うち1人が感染経路不明・調査中と発表した。感染者はこの日を含め1週間で41人(前週128人)、経路不明者17人(同54人)となった。神奈川県など他県を含めた日曜、月曜日の数値によっては緊急事態宣言が解除され、休業要請の緩和が行われそうだ。
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小生がテレワークを始めてからもうすぐ3カ月になる。この間、飲食店で食事をしたのは1度のみで、ひたすら「3密(蜜)」を避け、「8割減」を実践した。友人・知人以外に会って話したこともない。
足腰が弱るのが心配でひたすら散歩した。それでも万歩計の数値は以前の半分か3分の1の5000~8000歩にとどまった。体重が増えるかと思ったが、増えたのは酒とタバコの量のみで体重は2~3キロ減った。
記事は、少しでも読者の皆さんに役立つよう東京都の新型コロナ感染者のオープンデータを入手して毎日書いた。リソースは年代・性別しかデータは公表されていないが、感染者は生産年齢の層が多数を占め、とくに若い女性の比率が高く、クラスターが病院・介護施設などで発生すると深刻の度合いを増すことなどが分かった。都のクラスター班の調査体制・マンパワーにも問題があることも判明した。新型コロナは、わが国の〝不平等社会〟をあぶりだし、賭けマージャンの件はメディアと権力の恥部をさらけ出した。
肝心の不動産に関する記事は、各社のニュースリリースをコピペするほかなく、本数は以前の3か月間よりはるかに増えたが、何しろ現場取材をしていないのだから、質は比較のしようもない。業界紙の記者の皆さんも記事の収集に苦労していることが伝わってきた。
コロナ収束後のことについては現段階では全然分からない。もどかしさのみが募っている。
一つだけ言えるとすれば、小生の取材フィールドである分譲市場、とくに戸建てはそれほど深刻な影響を受けないような気がしている。分譲戸建て事業を中心とする企業の今期業績予想もそんなに弱気ではない。マンションは郊外部の一次取得層向けに注目している。中古市場もそれほど落ち込まないのではないか。