緊急事態宣言が解除され、もう新型コロナについて書く必要はないと思っていたのだが、ここ数日間の東京都の数値が不気味な動きをしており、北九州市でも第二波の襲来が危惧されているので、書かざるを得ない。
別表を見ていただきたい。東京都の5月の感染者推移を年代別・性別に見たものだ。20代の女性の感染者が124人で、全体の918人のうち13.5%を占め突出していることが分かる。同じ20代の男性の倍以上だ。
10代も同じような傾向を示しており、男性の6人に対して女性は15人。こちらも倍以上だ。
他の年代別・性別感染者はどうかというと、80歳以上の高齢者を除くと男女比は不思議なほどほぼ同じだ。10歳未満は4:4だし、30代は71:74、40代は50:52、50代は55:53…。新型コロナはここでは極めて〝公平〟であることが分かる。
なぜこのように数値に大きな偏りが出ているのか。4月までの数値と比較しても大きな差、変化が生まれている。
経路不明者が50%をなかなか割れないことも含めて考えないといけないような気がする。間違いなく言えることは、感染リスクが高い医療・介護の仕事に就いている若い女性が多いということであり、もう一つは〝闇社会〟〝二重就業〟だ。