昨日(6月28日)行われていた日本将棋連盟の8大タイトルの一つ第91期「ヒューリック杯棋聖戦」五番勝負の第2局のネット中継をずっと見た。ご存じのように、17歳の高校生の藤井聡太七段が現役最強とされる渡辺明棋聖(36)に快勝。史上最年少初タイトル獲得に王手をかけた。
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記者も昔はよく将棋を指した。日本将棋連盟が認定するアマ初段(3万円もするのでお金は払っていないような気がする)くらいの力だろうが、藤井さんは第1局も第2局も圧勝だったような気がする。
驚いたのは、タイトル名にもなっているようにわが業界のヒューリックが「特別協賛」していることだった。同社が協賛していることは全然知らなかった。
同社のホームページで確認したら、社会貢献活動の一環として2018年から「ヒューリック杯清麗戦」とともに特別協賛している。
将棋人口は1,200万人といわれる。その〝宣伝効果〟はいくらになるか同社広報に問い合わせたら、「役員などが将棋ファンであることも多少あるかもしれないが、業界他社があまに支援していない分野でもあるわが国の伝統的な芸術・文化活動を支援する目的で協賛したもの。協賛金? 公表していません。宣伝効果? 宣伝を目的にはしておりません」との回答があった。