トーセイは7月6日、2020年11月期第2四半期決算を発表。売上高は45,050百万円(前年同期比30.8%増)、税引前四半期利益は1,890百万円(同75.2%減)、四半期利益は1,147百万円(同78.1%減)となった。
「当累計期間(2019年12月~2020年5月)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にある」(定性的情報)ことから、不動産流動化事業で1,457百万円、不動産開発事業で6,223百万円の評価損をそれぞれ計上。ホテル事業は「神田」「上野」の休業を行ったことにより売上高は269百万円(前年同四半期比54.4%減)、セグメント損失は458百万円(前年同四半期は131百万円の利益)となった。
また、今期業績予想については、売上高64,897百万円(前回予想比15,456百万円減)、営業利益4,680百万円(同9 ,056百万円減)、税引前利益4 ,070百万円(同8, 976百万円減)、当期利益2 ,411百万円(同6 ,396百万円減)に下方修正した。年間配当予想も前回予想から34円減額し、1株当たり13円とした。
「今般の新型コロナウイルス感染症が長期化するなか、これまでは旺盛であった投資家の不動産投資意欲に慎重な姿勢が強まっており、一部の金融機関においても融資に対する審査姿勢に変化が見られる」ことから、下期の不動産流動化事業および不動産開発事業の一部販売予定物件の販売時期を翌期以降」にするためとしている。