記者はこの5か月間近くテレワークを実行中(以前からも同じようなことをやっていたので違和感はまったくない)。三密を避けるため飲食店は屋台方式の2店に入ったのみで、以前はタバコを吸うため1日に2~3回は利用していた喫茶店も3度しか入っていない。
この日(7月13日)の大成有楽不動産「八王子」のマンション取材は午後2時から。取材が終わってからどこかの公園のベンチに腰掛けて食べようとコンビニでおにぎりを2個買った。3円のレジ袋代込みで272円。ビールも買うつもりだったが、取材後にしようと考えた。
取材先でお茶をもらったので、せっかくだからとビールはやめにしてお茶に切り替え、公園を探したがどこにもなかった。生憎の雨も降り出した。
結局、30分もほっつき歩いたのに徒労に終わった。駅近のカフェも禁煙。仕方なくおにぎりとお茶を持って、どこに寄ることもなく電車に乗って帰った。万歩計で約8,000歩。消費カロリーは酒1合のみ。with&afterコロナとはこんなものだ。〝欲しがりません。勝つまでは〟-記者は実践してやる、とことん戦ってやる。
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以下、光文社文庫ソポクレス「オイディプス王」(河合祥一郎・訳)より。( )内は記者。
コロス(殺すでもコロナでもなく、ギリシャ語の合唱隊の意味)
そして荒ぶる破壊の神アレスよ、青銅の盾の代わりに
疫病を以て鬨の声を上げ、襲いくるのをやめよ。
直ちに向きを変え、この地を去れ。
順風に運ばれて、海の女神
アンフィトリテの住む海底へ
去れ。あるいは港などない
トラキアの荒海へ去れ。
破壊が夜のうちに終わらずとも
朝にはすべて壊されよう。
ああ、稲妻の力をふるう
父なる神ゼウスよ、
どうかその雷もて破壊の神を倒したまえ。
光り輝くアポロンよ、引き絞りたる黄金の弓より
放ち射かける無敵の矢で、敵の面を貫いて、
どうか私を守りたまえ。
狩猟の女神アルテミスよ、
リュキアの山を照らし出す
その手に掲げる松明もて、
われらが敵を焼き払え。
最後に、テーバイの守り神、
その長い髪を黄金で束ね、
狂える信女従えて歓声あげる、
酒の神バッコスよ、
燃え盛る松明もて、破壊の神を打ち倒せ。