コスモスイニシアは7月20日、レンタルオフィスの第三弾「MID POINT武蔵小杉」が完成したのに伴いメディア向け内覧会を実施した。施設は7月27日オープンする。
「MID POINT武蔵小杉」は、JR横須賀線・南部線・東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩2分、川崎市中原区小杉町三丁目に位置する「コスギ サード アヴェニュー」内の1・2階部分の全52区画。1区画当たり面積は1.49~11.56㎡。利用料金はコワーキングが8,000円(共益費10,000円)/月、BOOTHプランが14,000~65,000円(同15,000~35,000円)/月、ROOMプランが49,000~155,000円(同15,000~55,000円/月。入居開始は2020年7月27日。
24時間利用、法人登記も可能で、気軽に利用できるラウンジには、入居者同士をつなぎコミュニティ形成を支援するコミュニティマネージャーが常駐。カフェが隣接する。
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複合施設「コスギ サード アヴェニュー」内にあるためだろう。立派な施設だ。天井高は約3.5m。隣接するカフェでは酒も提供するという。
難点はタバコが吸えないことだ。施設には至れり尽くせりの機能が備わっているが、敷地全体が「禁煙」なので喫煙者は近接する東急スクエアやララテラス武蔵小杉にまで足を運ばないといけない。
同社の第一弾の「目黒不動前」、第二弾の「大塚」にも喫煙スペースがあった。改正健康増進法により飲食店などから喫煙場所が消え、さらに新型コロナの拡大防止とやらで喫煙ルームや喫煙所も閉鎖されてしまった。このため喫煙者は世の中から弾き飛ばされた。
そんな愚痴を施設に隣接するカフェの店長に話したら、自らも喫煙者という店長は面白いことを言った。「タバコはコーヒー、砂糖、チョコレート、ラムと同じ歴史上にある」と。どういう意味かよく分からないが、同じ嗜好品であり、これなくして生きていけないということだろう。タバコが嫌いな人、〝受動喫煙〟を恐れる人の気持ちもわかる。withコロナと一緒だ。喫煙者は1,000万人をくだらない。共存する方策を考えないといけない。
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この日は、「コスギ サード アヴェニュー」に入居する川崎信用金庫武蔵小杉支店の店舗も報道陣に公開された。
「伝票レス」「印鑑レス」「スムーズな窓口応対」を可能にした「店舗タブレット」を導入するのが特徴で、7月13日に導入した登戸支店に続くもの。同金庫は2020年度に11店舗に、2021年度までに全56店舗に導入するという。
すでに一部の都市銀行などでも「印鑑レス」が実行されており、各企業にもどんどん広がっている。はんこ屋さんが世の中から消える日が来るのか。
接客ブース