三井不動産は8月6日、2021年3月期第1四半期決算を発表。売上高は4,070億円(前年同期比△4.7%減)、営業利益は368億円(同27.6%減)、経常利益は297億円(同39.8%減)、純利益は137億円(同58.5%減)となった。特別損失として118億円を計上した。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、賃貸部門は首都圏オフィス空室率(単体)は2.1%と堅調に推移したものの商業施設などで影響を受け204億円減収、110億円減益、施設営業はホテル・リゾート施設を休館したことなどにより188億円減収、78億円減益、仲介件数は8,120件(前年同期比2,190件減)となった。
新築マンションの契約進捗率は当期計上予定戸数3,800戸に対して83%と堅調。完成在庫は326戸(2020年3月末は186戸)で、内訳はマンション260戸(同128戸)、戸建て66戸(同58戸)。
全体として業績は期初に公表した連結業績予想の想定の範囲内で推移しているとしている。