8月10日(月)の東京都の新型コロナ感染者は197人となり、7月27日(月)の131人に次ぐ14日ぶりの200人を切る水準になった。これまでも月曜日は検査件数が少ないことから低い数値を示す傾向があり、400人を超えた7月31日、8月1日、8月7日、8月8日と比べ20~30代の感染者が少ないことが反映された。
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70歳以上と感染経路不明者の推移をグラフにまとめた。最近の高齢者の感染者は徐々に増えてはいるが、第一波と比べ少なく、全体に占める割合が低いのが特徴。病院などの感染拡大防止策が整ってきたためか、高齢者の〝自衛策〟のためか、理由は不明。
経路不明者比率は、48.5%だった7月17日を最後にその後はずっと50%以上で推移しており、60%を超える日も少なくない。この1週間の増加比は105.1%(移動平均値)となっており、感染経路を徹底して辿る課題は当初からほとんど改善されていないことが分かる。