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2020/09/06(日) 23:44

東京都 新型コロナ感染者1カ月で大きな変化 20代女性が最多に 20代男性は48%減

投稿者:  牧田司

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 冒頭の表・グラフを見ていただきたい。左の表・グラフは8月5日~8月22日間(以下、A)の20代男性・20代女性・30代男性の東京都の新型コロナ感染者の推移で、右の表・グラフは8月23日~9月5日間(以下、B)のそれだ。大きな変化が読み取れる。

 感染者は、Aでは20代男性が660人、20代女性が562人、30代男性が500人(全体は3,585人)なのに対し、Bでは20代男性は342人、20代女性は384人、30代男性は308人(全体は2,535人)となっている。感染者が減少していることもさることながら、20代女性の感染者が20代男性を上回っていることが大きな特徴・変化だ。AからBへ20代女性は31.7%減、30代男性は38.4%減なのに対し、20代男性は48.2%減少している。

 もう少し詳しく見てみよう。感染者の数を年代・性別に分け、その数を1位、2位などと順位づけるのは感染者に失礼で、小生も違和を覚えるのだが、新型コロナと最前線で戦っているのは間違いなく若い世代だ。分かりやすくするために順位付けしたことを理解していただきたい。

 Aでは、20代男性は14日間で間に実に11回トップに立ち、2位は1回、3位は2回となっている。20代女性は1位が3回、2位が9回、3位が2回。30代男性は1位がゼロで、2位は6回、3位は8回だ。(回数がトータルで14日にならないのは同数を同じ順位にしたため)

 ところが、Bでは様相が一変する。20代女性が8回トップに立ち、2位は4回、3位は2回。20代男性は1位が5回、2位は6回、3位は3回。30代男性は1位が2回、2位が6回、3位が7回となっている。

 この変化は何を意味するか。小生はこの半年間、ほとんど休まず東京都の年代別・性別コロナ感染者数データを記録している。コロナは科学だ。ジェンダー性差を色濃く反映していると思う。読者の皆さんも考えていただきたい。

 一つだけ言えるのは、第一波の時も第二波の時も、20代の女性が常に〝主導権〟を握っていることだ。

 

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