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2013/04/11(木) 00:00

アドレスは中央区明石町 大成有楽+大成の免震

投稿者:  牧田 司記者

アドレスは「中央区明石町」

大成有楽+大成の免震「オーベル明石町レジデンス」

 


「オーベル明石町レジデンス」完成予想図

 

 大成有楽不動産と大成建設の「オーベル明石町レジデンス」を見学した。横浜・山手や神戸とともに外国人居留地として文明開化を先駆けた由緒ある中央区明石町の一角にあり、建物は大成建設も自ら事業主となりハイブリッド免震工法を採用。「『ひとつ上の安心』という価値」がコンセプトのマンションだ。

 物件は、東京メトロ有楽町線新富町駅から徒歩3分、または日比谷線築地駅から徒歩6分、中央区明石町に位置する12階建て全88戸(非分譲1戸含む)。専有面積は58.59~80.83㎡、価格は未定。竣工予定は2014年2月下旬。設計・施工・監理は大成建設。

 現地は冒頭に書いた通りだが、聖路加国際病院、聖路加ガーデンがある街といったほうが分かりいいかもしれない。現地の目の前には100年の歴史があるという明石小学校があり、周辺には浅野内匠頭邸跡、芥川龍之介生誕の地、慶應義塾大学・立教学院・女子学院・明治学院発祥の地、ガス街灯柱、アメリカ公使館跡など歴史をしのばせる石碑などが随所にある。

 緑も豊かで、聖路加看護大学の敷地内や街路樹にはメタセコイアを筆頭にユリノキ、シナノキ、スズカケ、クスノキなどの大木が植わっている。

 建物は、大成建設の地震の揺れを建物に伝わらないようにする積層ゴムのほかに地震エネルギーを弾性すべり支承で吸収するハイブリッド免震「TASS構法」を採用。外観は細かな縦リブを持つタイルを採用。基壇部に重厚な山形タイルを配しているのが特徴。エントランスには江戸切子の工芸品や銀座の街並みをモチーフにしたデザインアートが掲げられる。

 住戸は1フロア4戸ずつ2ブロックに分離し、サッシは2300ミリのハイサッシを、キッチン・洗面化粧台カウンターには御影石(一部を除く)をそれぞれ採用。グレード感を高めている。

 モデルルーム見学は完全予約制とし、アンケート記入からシアターまで個室で対応しているのも特徴で、これまで地域に縁のある人を中心に400件を超える来場がある。

 大成建設都市開発本部開発事業部課長・藤野明氏は、「大成有楽との共同事業の1号案件として、先に長期優良住宅の『横浜白楽レジデンス』を分譲(完売済)したが、今回が2号案件。 ゼネコンとして先進的な機能の提案を目指し、『ひとつ上の安心という価値』をコンセプトとした共同事業をやっていきたい」と語った。年に1~2件程度のペースで共同事業を行う模様だ。

 

◇     ◆     ◇

 

 価格が決まっていないのが残念だが、この「明石町」のポテンシャルの高さをどこまでアピールできるかがポイントだ。少なくとも他の中央区の物件よりは上だ。


左の壁に掲げられているのがデザインアート(完成予想図)

 

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