野村不動産と旭化成不動産レジデンスは11月24日、板橋区の「向原第二住宅団地」のマンション建替組合設立が認可されたのを受け11月22日に建替組合が設立されたと発表した。
「向原第二住宅団地」は、東京都住宅供給公社により「一団地の住宅施設」を活用して分譲された1969年竣工の分譲住宅246戸。築後50年が経ち、耐震強度の不足に加え、設備配管の劣化・断熱・遮音性の不良など、建物の老朽化の問題を抱え、2005年頃から向原第二住宅団地管理組合法人にて建替えを含む再生の検討が開始された。
両社は2014年8月から事業協力者として参画し、権利者との合意形成活動など、建替えに向けた事業協力を行ってきた。今年4月29日に一括建替え決議が成立した。
一団地の住宅施設の都市計画を廃止し、地区計画を新たに導入したため、容積率は70%から200%へアップされたため建て替えが実現した理由の一つ。
今後は、2021年7月の解体工事着工・2024年夏の竣工を予定。500戸のマンションへと生まれ変わる。
「向原第二住宅団地」は、東京メトロ副都心線・有楽町線小竹向原駅から徒歩5分、板橋区小茂根一丁目に位置する敷地面積約18,312㎡。従前は5階建て6棟246戸(専有面積約51㎡)。建て替え後は12階建て・7階建て全500戸(専有面積約50~約91㎡)。竣工予定は2024年8月。