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2020/12/07(月) 14:39

大京 駅直結の再開発複合「瀬谷」 全戸の半分以上の第1期70戸 ほぼ完売

投稿者:  牧田司

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「ライオンズ横濱瀬谷」

 大京が分譲中の相鉄線瀬谷駅直結の再開発複合マンション「ライオンズ横濱瀬谷」を見学した。10月下旬に分譲した第1期1次・2次(70戸)がほぼ完売するなど想定外の好調な売れ行きとなっている。

 物件は、相鉄本線瀬谷駅から徒歩1分、横浜市瀬谷区瀬谷4丁目の近隣商業地域に位置する10階建て全144戸(販売戸数は128戸)。専有積は52.39~81.06㎡。平均坪単価は300万円前後。竣工予定は2021年9月8日。設計はアール・アイ・エー。施工は戸田建設。デザイン監修はウイ・アンド・エフ・ヴィジョン石倉雅俊氏。

 10月23日から第1期1次(45戸)と2次(25戸)を分譲し、これまでにほぼ完売。12月中旬から第2期(戸数未定)を分譲する予定となっている。

 プロジェクトは「瀬谷駅南口第1 地区第一種市街地再開発事業」として施行されているもので、事業面積は約1ha。物件は敷地は東西軸が長い長方形で、南側の幅員14mなど三方に接道。瀬谷駅とペディストリアンデッキで直結される。建物の1・2階に商業店舗(イオン)、3・4階に区民文化センターなど公共施設が入居する。駅前には広場が整備される。

 これまでの再開発の経緯は、1999年に「瀬谷駅南口A地区再開発協議会」発足、2015年に都市計画決定、2016年に組合設立、2018年に権利変換計画の認可を受け、2019年に着工。同社は2016年、参加組合員として事業に参画している。

 住居は3階からで全て南向き。プランは50㎡台が5スパン、60㎡台が8スパン、70㎡台が4スパン、80㎡台が1スパン。

 主な基本性能・設備仕様は二重床・二重天井、リビング天井高2450ミリ、ディスポーザー、食洗機、御影石キッチンカウンター、通気機能付き玄関ドア、通気ルーバー付き扉、Low-Eガラス、グリーンカーテン用フックなど。

 同社は販売状況について、想定外の人気で、来場者に占める契約者の割合が高く、成約者の約6割が瀬谷区居住者で、7~8割が横浜市民、年代は30代から60代がほぼ同じ比率、賃貸・社宅などと持家比率は半々としている。新型コロナの影響については不明としている。

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モデルルーム

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モデルルーム キッチン(ポケット付きなのが特徴)

◇       ◆     ◇

 相鉄線の駅前再開発マンションでは、4年前に分譲された相鉄不動産・三井不動産レジデンシャル・野村不動産の3社JVの29階建て免震「グレーシアタワー二俣川」(421戸)が、JRや東急線に乗り入れることが決定されたあとで、坪単価280万円という割安感もあり、第1期として380戸も供給され圧倒的な人気を呼んだ。

 今回は、横浜駅からだと二俣川駅の先だが、一駅先の大和駅で小田急線と接続し、さらにその先には大量のマンションが分譲されている海老名駅があるので、どれほどの人気になるか興味があった。第1期で分譲戸数の半分以上を供給し、ほぼ完売というからこれまたすごい人気なのだろう。

 もう一つ、坪単価がいくらになるかにも注目していたのだが、300万円前後というのはかなり抑制的とも考えられるし、第一次取得層の取得能力を考えるとこれが限界とも受け止められる。

 商品企画では、同社が力を入れているパッシブデザインがほぼ全て採用されているのが特徴だ。Low-Eガラスのマンション採用率は高くないので強調しておく。全戸南向きなので夏と冬の冷暖房費はかなり削減できるはずだ。

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分節デザインが特徴の外観

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現地

記録的な一挙供給量380戸 相鉄不他「グレーシアタワー二俣川」は坪280万円(2016/8/22)

 

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