サンフロンティア不動産は12月10日、同社グループが運営する「日和(ひより)ホテル東京銀座EAST」の客室タブレットサービス「tabii(タビー)」による「超安眠ルーム」を期間限定で提供すると発表した。
and factoryが提供し、ホテル全室に導入している客室タブレットサービス「tabii(タビー)」を通じ睡眠コンサルタントの友野なお氏監修の「睡眠五感」、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「温熱感覚」など様々な安眠グッズを提供する。
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記者は、ホテルで寝るときはほとんど酔っぱらっておりすぐ眠ってしまうので安眠グッズなるものに全く関心はない。「お客さん!チェックアウトですよ」とたたき起こされたこともしばしばある。しかし、同社のホテルは一度も見たことがないので見学をお願いした。
施設は、JR京葉線・東京メトロ日比谷線八丁堀駅から徒歩4分、東京メトロ有楽町線新富町駅から徒歩3分、都営浅草線宝町駅から徒歩4分、中央区新富1丁目に位置する敷地面積約551㎡、11階建て延べ床面積約3,716㎡。客室数135室設計・監理は松田平田設計。施工は三井住友建設。付帯設備はレストラン、大浴場・露天風呂、スカイテラスなど。開業は2019年12月。
客室は、全135室のうち94室が琉球畳、41室がカーペットタイプ。18㎡のダブル・ツインが中心で、デラックスツインが21㎡。靴を脱いでゆったりとくつろげるのが特徴だ。
まず「日和(ひより)」について。「日和見め!」と叱声を浴びせられるような気がしないわけではないが、小さいころは「ええ(いい)日和やなあ」というのがあいさつで、日和山があり観光名所となっているのでいいネーミングではないか。
強調できるのは天井高の高さだ。案内していただいた支配人の平山和行氏によると、1階のラウンジ、レストランは4.5m、客室は2.65mだった。これは〝売り〟の一つになるはずだ。最近の宿泊特化型ホテルの客室は2.5mあれば高いほうだ。
デザインは、外国人利用者を意識したのだろうが、和をモチーフにしたデザイン、歌麿の絵画、琉球畳などを多用しているのも納得だ。
最上階に大浴場・露天風呂(外から覗かれないようになっていたが)があり、屋上のスカイテラスでは京橋、東京、城東エリアが展望できる。
最近は女性客が増加していると聞いたが、これも納得だ。