旭化成ホームズは12月17日、同社グループの子育て世帯向けの賃貸住宅「へーベルメゾン 母力(BORIKI)」を対象に、お母さん大学や31出版社などの協力を得て、親子間や入居者同士のコミュニケーションの活発化を目的とした「母力えほん箱」プロジェクトを11月から開始したと発表した。
同プロジェクトは、「へーベルメゾン 母力(BORIKI)」の中庭倉庫に10冊の絵本が入った「母力えほん箱」を設置し、3か月ごとに巡回し、内容を更新することで、1年3か月をかけて50冊の絵本を入居者に届けるもの。
お母さんたちが厳選した絵本を通じて親子のふれあいや居住者コミュニケーションが活発化されることを目指す。読み終わった絵本の部分に好きなシールが貼れるようにもする。
えほん箱の情報は、お母さん大学が運営するコミュニティメディア「BORIKI新聞」や「BORIKI通信」でも紹介する。
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1年3カ月間で50冊もの絵本が無料で読めるなんて素晴らしい取り組みだ。記者が最初に「母力」を見学したのは、8年前の「へーベルメゾン母力むさしの」だった。
そのとき記事にも書いたのだが、「母力」はゴーリキーの「母」でもあり、「強力」も連想させたので、とても頼もしく思ったものだ。「お母さん業界新聞」も頂いて読んだ。とても内容の濃いものだった。10万部も発行されているようだ。協力する出版社も昔懐かしい名が揃っている。
子どもの人格形成には「母(国)語」が欠かせないのは言うまでもないことだ。