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2013/04/26(金) 00:00

ポラス 「子育てママの理想の家」コンペ大会

投稿者:  牧田 司記者

ポラス 「子育てママの理想の家をつくろう!」コンペ大会

 


「子育てママの理想の家をつくろう!」コンペ大会

 ポラスが「子育てママの理想の家をつくろう!」コンペ大会を4月26日、同社が分譲中の戸建て団地「パレットコート六町」で行なった。地元の「NPO子育てパレット」と共同で立ち上げたプロジェクトで、「パレットコート六町」を舞台に9人の現役ママが 4 チームに分かれ「子育てママの理想の家」づくりに挑戦、プロの設計士の手を借りながら最優秀賞を競うものだ。

 審査員は、バンビ保育園長の鈴木圭子氏ほか、足立区の職員、足立区在住のカリスマ・ママ、育児情報誌「miku (ミク)」やマタニティ誌「ninps (ニンプス)」、住宅情報誌「suumo (スーモ)」の編集長など6人。ひとりも建築のプロがいないもの珍しいが、審査基準もなし。それぞれの活躍フィールド目線で評価するというもの。

 プレゼンテーションの持ち時間は約10分。子どもを抱えながらの説明で、中には母親の胸の中でぐっすり眠っている子どももいたが、ほとんどは1~2歳児。まるでスズメの学校か七つの子状態。この数十年というもの、小さな子どもがたくさんいる環境など経験したことがない記者はパニック状態に。このような記者見学会を主催したポラス広報に悪態をつきたい気分で早々に退却しようと思ったが、会場の広さは20畳もない。最前列に審査員やポラス関係者がずらっと並んでいる。最後尾の記者席からみんなの前を通って逃げ出す勇気はさすがになかった(ひとりの記者が最初のプレゼンのすぐ後に退席したのを記者の目はしっかり捕らえた)。


各グループのママさんたち


プレゼンするママさん

   
最優勝賞を獲得した宮下さん(左)と加藤さん

◇     ◆     ◇

 厳正な審査の結果、賞金10万円の最優秀プラン賞を射止めたのは1階を「華」に見立て、おもてなしの空間とし、2階を「癒」のプライベート空間とした「Give &Take」を提案した宮下記子さんと加藤圭さんのチーム。

 記者はこのお二人の提案も含め、子どもの泣き声にすっかり集中力を欠いていたので中身はさっぱり分からなかったが、このお二人のプレゼンは群を抜いていた。宮下さんが母親役となり、加藤さんが6歳の子役となって演じたコントが冴え渡っていた。プラン説明はメモをみながら説明したが、親子を演じるのは地のままでいいからプロの役者も顔負けの親子を演じきった。2歳という加藤さんの娘さんは、頭に赤いリボンを付けすっかり子ども言葉に戻ってしまったお母さんを不憫に思ったのか、それとも感服したのかぽかんとしていたのが印象的だった。


戒能氏

 

◇     ◆     ◇

 

ポラスは決しておちゃらけのイベントとして今回のコンペを実施したのではない。共催した子育てパレットも地元足立区の行政と連携して虐待防止活動を積極的に展開しているNPOのようだ。昨秋当たりから企画を立て、それぞれのチームが設計士の協力を得ながら最低でも4回、多いところは10回の研究会を経て今回のプレゼンまでこぎつけた。

 同社はビッグなサプライズも用意していた。コンペの最後に挨拶した事業主のポラスグループ・中央グリーン開発事業部長・戒能隆洋氏は「審査員の意見が分かれたほどみんな優れたプランばかり。優秀賞のプランはそのままこの街で建てさせていただくし、他のグループのプランも基本コンセプトを頂いて建てる」と話した。各グループには実際の分譲戸建てとして建設することははっきりとは知らされていなかったようで、会場からは「ワッ」と歓声が上がった。

 同社は優秀賞プランをそのまま建設し、10月にモデルハウスとして公開する予定。

 「パレットコー六町」は、つくばエクスプレス「六町」駅より徒歩17分、足立区東六月町に位置する全206戸の団地。昨春から分譲開始されており、現在まで93戸が販売済み。


「パレットコート六町」の街並み

 

ポラス CASBEE「Sランク」取得した206戸の「六町」(4/27)

 

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