三井不動産は2月5日、2021年3月期第3四半期決算を発表。売上高1兆4,680億円(前年同期比13.3%増)、営業利益1,644億円(同3.5%減)、経常利益1,432億円(同8.5%減)、純利益988億円(同3.3%減)となった。営業利益、純利益は通期予想の82%超となっている。
同社は、第2四半期以降は、商業、ホテル・リゾート、リハウス、リパークなど各事業の収益回復、既存オフィスにおける賃貸収益の継続拡大、国内住宅分譲の好調な販売や順調な引渡しに加え、第3四半期においては投資家への物件売却が大幅に伸長したとしている。
セグメント別では、分譲事業の第3四半期末の投資家向け物件の売上高は2,769億円で、前年同期の906億円を1,862億円上回りほぼ3倍に増加した。国内の新築マンション分譲の2,495億円を上回っている。国内分譲住宅の当期計上予定戸数3,800戸に対する契約は97%まで進捗している。