三菱地所は2月10日、2021年3月期第3四半期決算を発表。売上高7,778億円(前年同期比6.0%減)、営業利益1,394億円(同6.7%減)、経常利益1,394億円(同3.9%増)、純利益887億円(同2.5%増)となった。
分譲住宅事業は堅調で、3Qのモデルルーム来場者数は前年を上回る⽔準で推移し、完成在庫は期初の373戸から240戸へ減少。通期はほぼ前期並みの売り上げとなる見込み。
◇ ◆ ◇
同社は同日、通期業績予想を前回発表の11月11日から上方修正した。売上高は1兆2,000億円(前回予想比5.1%増)、営業利益2,170億円(同13.6%増)、経常利益2,050億円(同17.1%増)、純利益1,300億円(同18.2%増)となる見通し。営業利益の増加要因は、国内分譲マンション事業での販売好調、ビル賃貸事業でのコスト圧縮、国内外での物件売却益の増加など。
純利益の増加により、通期配当額を期初予想の25円から30円に5円増額する予定。