東京建物は2月12日、2020年12月期決算を発表。売上高3,349億円(前期比3.7%増)、営業利益496億円(同5.3%減)、経常利益470億円(同5.5%増)、純利益317億円(同6.7%増)と増収経常増益となった。
ビル事業及びクオリティライフ事業において投資家向け物件売却が増加し、分譲マンションも堅調に推移した一方、前連結会計年度に計上した大型マンションの売上の剥落、新型コロナウイルス感染拡大によるホテル、商業施設、駐車場などの売り上げ減少などから営業利益は減少した。しかし、営業外損益の改善により経常利益、純利益は増益となった。
次期の業績予想は、ビル事業・住宅事業の各セグメントで投資家向け物件売却の増加などにより営業収益は3,550億円、営業利益は540億円、事業利益は530億円と増収増益を見込む。
また、同期末配当は、1株当たり23円を予定していたが、業績が予想を上回ったことから1円増配して24円を予定している。次期配当金も、1株当たり48円(中間配当24円)を予定している。