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2021/02/25(木) 11:33

大和ハウス 建築の初期設計から建設、保守、廃棄までのBMI国際規格BSI認証取得

投稿者:  牧田司

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南川氏(左)とBSI グループジャパン 代表取締役社長・根本英雄氏

 大和ハウス工業は2月24日、日本初となるBSIグループジャパン(英国規格協会)によるISO 19650に基づいた「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark(カイトマーク)」の認証を2月11付で得たと発表した。

 BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)は、デジタルモデリングを使用して初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組み。3 次元の仮想建設環境(共通データ環境)によりエンジニアや所有者、建築家、請負業者間とのコラボレーションを可能にし、効率的な情報共有ができる。ISO 19650は、BIMを使用して建設された資産のライフサイクル全体にわたって情報管理を行うための国際規格。

 わが国の建設業界ではデジタル化が急速に進んでおり、プロジェクトの開始から建設物の廃棄までのプロセスを、ビッグデータやIoT、クラウド、BIMなどを駆使し、効率的に管理する手法が取り入れられ始めている。

 大和ハウス工業上席執行役員建設デジタル推進担当・南川陽信氏は、「2017年より全社でBIMに取り組み、建築系の設計部門においては2021年3月までに完全BIMに移行できる見込みとなっていますが、日本ではBIMについて達成度程度の指標しかなく、具体的にBIMの内容を評価する指針がありませんでした。今回、BIMに関するISOが発行されたことで、弊社のBIMが、世界でも通用するものであることを確認することができるようにするため、認証取得に踏み切りました」とコメントしている。

 BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、1901年設立の世界初の国家規格協会。現在、193か国84,000組織以上の顧客の活動に貢献している。BSIグループジャパンは1999年に設立されたBSIの日本法人。大和ハウスのBSI Kitemark認証は日本初となる。


 

 

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