三菱地所レジデンスは3月11日、組織改正を発表。それぞれ4月1日付。
首都圏分譲マンション事業で都心部を強化し、機動的な組織体制を構築するため「第一 用地部」「第二用地部」「第三用地部」及び「第一計画部」「第二計画部」「第三計画部」を、「第一用地部」「第二用地部」及び「第一計画部」「第二計画部」へ用地・計画各3部体制から各2 部体制へ再編し、再開発事業の強化を図るために再開発事業部門を新設する。
また、分譲マンションの販売に関連する機能集約化による販売力強化並びに顧客ロイヤルティ向上を目的として「第四販売部」を新設。関東以北における事業機能を首都圏第一事業部門に集約するため、「札幌営業所」は2021年3月末に、「仙台営業所」は同6月末に廃止する。さらに、再開発事業の強化を図るために再開発事業部門を新設する。
この他、「サステナビリティ推進グループ」、「C・DX 企画部」をそれぞれ新設する。
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都心部や再開発に力を入れるというのは納得できる。都心部の高額では同社だけでなく、住友不動産も野村不動産も三井不動産レジデンシャルに圧倒的に負けている。3社が束になってもかなわないのではないか(これは失礼か)。「ザ・パークハウス グラン」はどうしたのだろう。再開発も他社と比較するとやはり弱い。
札幌、仙台から撤退…地方のことはよくわからないが、各社が入り乱れて用地争奪戦を展開しているのではないか。そんなところで血みどろの戦いをしないというのも賢明な選択ではないか。「金持ち喧嘩せず」といったらこれまた失礼か。