RBA OFFICIAL
 
2021/04/15(木) 09:34

若年層の比率高まり高齢者は減少 変異型の影響か 第3波と異なる感染状況

投稿者:  牧田司

image002.png

12月ン戦車グラフ.png 4月感染者グラフ.png

 最近の東京都の新型コロナ感染状況は、爆発的に感染者が増加した第3波と同様の様相を呈しているが、年代・性別では差異がみられる。第3波では各世代に感染者が広がっていたのに対し、今回は20代を中心とする働き盛りの感染者が多数を占めている。

 別表は、昨年12月9日から15日まで(以下A)と今年4月7日から13日まで(以下B)の1週間の年代・性別感染者のそれぞれの数値を比較したものだ。
 Aの感染者は3,635人でBは3,444人。Aを年代別にみると、20代がもっとも多く全体の25.8%を占めている。20代男性、20代女性、30代男性のだけで全体の37.6%を占めている。20~50代は2,682人で全体の73.8%で、60~90代は668人で18.4%となっている。経路不明比率は57.4%となっている。

 これに対しBは、20代が1,068人と多く、全体の31.0%を占め、20代男性20代女性、30代男性だけで全体の42.4%となり、Aを4.8ポイント上回っている。20~50代は全体の78.3%の2,695人となっており、Aを4.5ポイント上回っている。60~90代は451人で、全体の13.1%とAから5.3ポイント低下している。

 経路不明比率はAが57.4%で、Bが60.4%となっており、AよりBが3.0ポイント上回っている。数値で見る限り、積極的疫学的調査は効果を発揮していないともとれる。

 若年層の感染比率が高まっていることも含め、この差は何に起因するのか、変異型と思われているが正確なところは分からない。

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン