「イニシア築地レジデンス」
今年1月に竣工し、3月末から入居も始まったコスモスイニシア(事業比率60%)・大和ハウス工業(同40%)の「イニシア築地レジデンス」82戸を見学した。
分譲開始の一昨年秋の段階では、この物件を含め6物件463戸が同じエリアで激突するもと思われたが、ワールドレジデンシャル「レジデンシャル築地」40戸と大成有楽不動産「オーベルアーバンツ銀座築地」55戸が分譲直前で1棟売りされたのか戦線を離脱したため、結局4物件368戸となった。今回の物件も竣工を前に売れ行きが加速し、未分譲6戸を含め残りは16戸。
モデルルーム
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物件概要、その他設備仕様などは一昨年書いた記事を参照していただきたい。水準以上であるのは間違いない。
完成した建物を見てとてもいいと思ったのは、白と淡いグレーのカラーリングと突板フローリングだった。最近の床はほとんどシート張りになってしまったので余計に際立つ。
価格が7,000万円台~7,500万円台の53~54㎡の住戸プランでは、間口を7100ミリ確保したCタイプの間取りがよくできており、他のAタイプは子ども部屋にもリビングにもなる間取り可変式提案がいい。
上層階2層の専有面積が74~75㎡の1億円以上の住戸4戸(未分譲1戸含む)が残っているが、これをどう売るかだろう。