飯田グループホールディングスは5月14日、2021年3月期決算を発表。売上高1兆4,561億円(前期比3.9%増)、営業利益1,212億円(同45.2%増)、経常利益1,196億円(同51.9%増)、純利益833億円(同55.0%増)と、大幅増益となった。分譲戸建てがコロナ禍でも好調に推移し、営業利益、経常利益は過去最高。営業利益率は8.3%(前期比2.3ポイント増)に改善した。期末配当は31円から43円へ、年間62円から72円へ増配する予定。
戸建ての売上高は1兆2,682億円(前期比3.9%増)、件数は46,620件(宅地含む)。1件当たり平均価格は37.9百万円(前期は37.8百万円)。完成在庫は16,273戸(前期17,874戸)に減少。セグメント別の戸建て売上高、件数は次の通り。件数はアーネストワンが初めて一建設を上回った。
・一建設 3,250億円(前期比6.4%増)12,289件
・飯田産業 2,369億円(前期比1.9%増) 7,383件
・東栄住宅 1,638億円(前期比0.1%増) 4,954件
・タクトホーム 1,476億円(前期比4.0%増) 5,115件
・アーネストワン 2,890億円(前期比6.5%増)12,673件
・アイディホーム 1,054億円(前期比0.3%増) 4,195件
マンション計上戸数は1,603戸(前期は1,951戸)。完成在庫は403戸(同837戸)。
次期業績は、売上高1兆4,700億円(前期比0.9%増)、営業利益1,280億円(同5.6%増)、経常利益1,250億円(同4.4%増)、純利益860億円(同3.2%増)としている。戸建ては47,000戸、マンションは1,750戸を予定している。