三井不動産とパナソニックシステムソリューションズ ジャパン(パナソニックSSJ)は5月25日、顔認証技術を活用したオフィスビル内でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、日本橋室町三井タワーで三井不動産社員を対象とした、顔認証による「複合機の個人認証」と「無人セルフレジ決済」の実証実験を3月19日から実施していると発表した。
「複合機の個人認証」の対象者は三井不動産社員で、実証期間は3月19日~6月末。日本橋室町三井タワー11階の同社執務室フロア内で行う。個人認証用ICカードがなくても複合機の操作が可能で、カード紛失によるリスク、再発行のコスト削減、なりすまし抑止を期待できるとしている。
「無人セルフレジ決済」は同社社員が対象で、実証期間は3月19日~5月末。日本橋室町三井タワー12階の同社グループカフェ内。財布や電子マネー類の携帯が不要で、接触機会の低減(感染リスク低減)につなげるのが目的。
両社は、オフィスビル内でのDXをさらに推進しながら、安心・安全かつ利便性の高いオフィス空間の実現を目指すとしている。