高齢者&糖尿病の記者は6月1日、新型コロナワクチン(モデルナ製)の接種を大手町・自衛隊東京大規模接種センターで受けた。受付時間の12:00から検温-予診-接種-次回予約-待機を経て帰るまで約40分。次回2度目の接種は6月29日17:30に決まった。
場所を移動するたび7~8度は消毒したはずだが、名前を聞かれたのは2度のみで待たされることなどなく、注射も痛みはほとんど感じられなかった。その後、午後5時現在、個人差もあるのだろうが、腕を動かすとやや痛みを感じ、少し腫れている。だるさ、発熱などは全くない。
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ひょっとしたら、迷彩服に身を固めた完全防備の兵隊さんが厳重な警戒態勢を敷き、鋭い目つきで監視されるのではないかと心配もしたが、そんなことは全くなかった。
異様な光景といえば、接種対象が65歳の高齢者だから当然といえば当然だろうが、女鹿のようなすらりとした素足をさらし、あるいはまたカラフルな洋服をまとい、耳にイヤリングやらピアスをはめ、口には紅をさした妙齢のひとなど一人も見当たらず、みんな蟹股の足をズボンで隠し、背中を丸めて指示されるままに歩を進める、着の身着のままの棄民の列とも言えなくはなかったことだ。
小生といえば、接種後の取材の予定も入れていたためにスーツを着てネクタイを締め、胸にはSDGsバッジを付けていたのだが、そんな人は一人もいなかった。
痛みを心配される方へ。小生はもう20年以上か、糖尿病の定期検査の際に採血されるのだが、〝欠陥(どうして血管に変換されないのか)が細いわね〟などと腕を軽くたたかれたりさすられたりすることがある。こういう場合はまずうまくいかない。2度、3度失敗し、腕を変えても採血できず、ほかの人に代わってもらうことも数えきれないほど経験している。痛さは、上手な人だと蚊に刺されたほども感じないが、下手な人はぐりぐりと無遠慮に肌を刺す。これは痛い。
しかし、今回のワクチン接種は、そんな心配はまずいらない。上段で書いたように、打ってからは腫れなどはあるかもしれない。
飲酒について。小生が酒を飲むのをかぎつけたのか、聞きもしないのに接種担当の先生から「今日は飲酒は避けられたほうがいいですよ」と言われた。すぐ、「先生、説明書には過度な飲酒とあるではないですか。適度な酒なら大丈夫でしょ」と言い返した。どうやら、異常が起きたとき、接種か飲酒か原因が突き止められないので、飲酒を避けることを勧めているようだ。責任は持てないが、いつも通りの酒なら大丈夫のはずだ。