東京都の新型コロナワクチン接種が本格的に始まってからほぼ半月が経過した。メディアによると約311万人の65歳以上の接種率は約20%の段階ではあるが、感染者の推移からはその効果が表れていることが分かる。
別表・グラフは、昨年12月8日から12月14日と、今年5月28日から6月3日までのそれぞれ1週間の感染者の数値を比較したものだ。これによると、昨年12月の1週間の感染者は3,532人で、70歳以上の感染者は402人で、全体に占める割合は11.4%となっている。
一方、直近1週間の感染者数は3,327人で、70歳以上の感染者は7.2%に当たる238人となっている。12月と比べ感染者は約200人少なく、単純比較はできないにしろ、ほぼ半減している。とくに90歳以上は12月の55人から18人へと大幅に減少している。
ワクチン接種が加速すれば、感染者は確実に減少するはずだ。オリンピックが始まるころには感染者が激減することを期待したい。