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2013/05/17(金) 00:00

東急ホームズ新商品「ミルクリーク」前代未聞の来場

投稿者:  牧田 司記者

東急ホームズ 輸入住宅の「ミルクリーク」新商品

ゴールデンウィークに前代未聞の来場者400組

 


「ミルクリーク マスターズ グレイス」

 

 東急ホームズは5月16日、開業したばかりの渋谷区の住宅展示場「TBSハウジング渋谷 東京ホームズコレクション」に出展した輸入住宅<ミルクリーク>の新商品「ミルクリーク マスターズ グレイス」のモデルハウスを報道陣向けに公開した。

 インテリアコーディネーターの第一人者である町田ひろ子氏のプロデュースのもと、伝統と革新を融合させた英国の都市型住宅をモチーフに、英国の高級ファブリックブランドであるデザイナーズ・ギルドや英国・欧州のアンティーク家具を用いた3階建て。機能面では、「美・防災」をテーマに組込型防火シャッターと木製サッシの組合せによる防火・防犯性能や、東日本大震災の1.5倍の水平力にも耐える約4.3畳大の「パントリーシェルター」も提案している。

 モデルハウスは延床面積約408㎡(123坪)、坪単価は130万円。ゴールデンウィーク期間中に通常の2~3倍の約400組が来場した。関係者は「前代未聞」とその数を形容した。

 

 

◇     ◆     ◇

 

 記者内覧会には町田氏のほか、同社・金子健彦専務、設計を担当した同社ミルクリーク事業本部商品開発部商品開発課課長・佐藤崇氏などたくさんの関係者が出席。同社広報は「これまで新商品は資料配布だけだったが、当社のスマートハウスを体験していただくために内覧会を行なった」と説明し、町田氏や佐藤氏がそれぞれ熱っぽく語ったように今回の新商品にかける意気込みがうかがわれた。

 モデルハウスの仕掛け・提案に見学者から〝素敵〟の歓声があがったというのもうなづける。外観は彫りの深い窓周りの陰影や「キーストーン」が印象的だ。バルコニーに植えたゼラニウムはわざわざスイスから種を取り寄せたという。

 内装は、デザイナーズ・ギルドの壁紙が圧巻。20色も使っているそうで、ビニールクロスでは味わえない手触り感と微妙な文様や色使いに記者も驚いた。幅53センチしかないその壁紙を寸分の狂いもなく張った職人の技術も相当なものだ。

 照明は、地震による転倒を避けるためフロアスタンドではなく壁掛けにし、シャンデリアも紙製のペンダントにするなどの工夫を凝らしている。主寝室のカーテンは王室の御用達と同じ刺繍製。床はコルク材を多用、リビング床はウォールナットのヘリンボーン仕上げ。階段はサーキュラー階段。電気式の暖炉も提案している。

 パントリーシェルターは、通常は60本が貯蔵できるワインセラーなどとして利用できるが、非常時には10日分の食料などが保管でき、テレビ、蓄電池、金庫、寝るためのマットなども備えられるものだ。

町田氏 佐藤氏

 

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 記者は初めて同社のモデルハウスを見学したが、「ミルクリーク」そのものは、20数年前に東急不動産の大規模団地「あすみが丘」で建売住宅として分譲されたのを見学している。圧倒的な人気を呼んだ。

 その後、東急不動産も同社も建売住宅の供給を減らしており、見る機会はあまりなかった。同社の2012年度の売上高は362億円、注文住宅の契約戸数は569棟、法人建売住宅他が221棟だ。この売上高、契約戸数が多いのか少ないのかは判断が難しいが、〝街づくりの東急〟の看板からして記者はこの2倍はあってもいいと思う。今後伸ばすのではないかとみている。先に東急不動産が分譲し、人気になった淵野辺の建売住宅も同社の施工だった。

 今回のモデルハウスの坪単価は富裕層向けとしてはむしろ安いぐらいだと思う。坪200万円のモデルハウスを見たことがあるし、マンションだって豪華なものは建築費だけでも坪200万円はする。

建築中のパントリーシェルター

 

 

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