「パークホームズ初台 ザ レジデンス」
三井不動産レジデンシャルが7月末に分譲する「パークホームズ初台 ザ レジデンス」を見学した。敷地北側には甲州街道・高速道路が走っているが、駅から徒歩2分と近く、敷地南側は緑道公園に面しているのが特徴。人気は必至だ。
物件は、京王線初台駅から徒歩2分、渋谷区初台1丁目の商業地域に位置する「藤和初台コープマンションの建て替えマンションで、18階建て全115戸(一般販売対象住戸65戸)。2021年7月下旬~8月上旬に販売予定の第1期1次(戸数未定)の専有面積は54.08~135.29㎡、予定価格は6,800万円台~25000万円台(最多価格帯7800万円台)。竣工予定は2022年9月下旬。施工は西松建設。売主は同社のほか㈱ワールドレジデンシャル。
建物は、前面道路から約20m離れて建設されており、住戸プランは初台緑道に面した南東向きが90%超。
主な基本性能・設備仕様は、内廊下方式、リビング天井高約2600ミリ、フィオレストーンキッチン天板、ディスポーザー、食洗機、食器棚、グローエ水栓、各階ごみ置き場、非接触エレベータ、Low-Eガラス、LD天井カセット型エアコンなど。
販売担当者は、「昨年12月に物件ホームページを立ち上げ、反響は2,500~2,600件。集客は6月からスタート。なかなか予約が取れない状況。湾岸などを検討されている方など広域からも集客できているのが特徴。購入希望の多い住戸はすでに5倍くらいの倍率がついている」と早期完売の手ごたえを感じている。
約5.8m吹き抜け空間のエントランスホール
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問い合わせがこれほどあるとは予想できなかったが、人気になるのは当然だ。甲州街道・高速道路に面してはいるが、それを上回る交通利便性と、緑道に面した希少性は難点を克服するに十分な価値がある。道路を挟んだ対面は新国立劇場・オペラシティだ。
気になる坪単価だが、記者は同社の「パークホームズ調布 ザ レジデンス」を見学した際、この「初台」について「坪単価450万円以下はありえないと見たが、500万円に届くかどうか」と書いた。予定価格などから平均単価は500万円を切り、490万円くらいに落ち着きそうだ。
それでも、京王線ではバブル崩壊後の最高値マンションになるのは間違いない。
建設現場
現場近くの緑道