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2021/10/15(金) 14:51

明和地所 設立35年周年「片瀬江ノ島」大人気 隣接地には35年前竣工の大京の物件

投稿者:  牧田司

片瀬江ノ島.png
「クリオ湘南江ノ島グランマーレ」

 明和地所が分譲中の「クリオ湘南江ノ島グランマーレ」のモデルルームを見学した。分譲単価は平均で片瀬江ノ島圏最高値の420~430万円にのぼるとみられるが、9月24日の販売開始から3週間後の10月14日現在、全分譲住戸65戸のうち55戸が販売済みで、残り10戸と絶好調。

 物件は、小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から徒歩4分、江ノ島電鉄江ノ島駅から徒歩3分、藤沢市片瀬海岸一丁目の商業地域、第三号境川緑地、第三号鵠沼風致地区に位置する敷地面積1,510㎡、13階建て全67戸。10月下旬に販売予定の第2期(5戸)の専有面積は55.04~111.01㎡、予定価格は55㎡の住戸が4,900万円台(坪単価294万円~6,300万円台(同378万円)、100㎡は14,000万円台(同462万円)~17,000万円台(同561万円)。竣工予定は2023年3月下旬。設計は共同エンジニアリング。施工は三井住友建設。

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 同社のプレス・リリースをコピペした記事では「人気必至」と書いたが、その通りだった。

 いかに凄いか、販売担当の同社クリオ ライフサロン湘南主任・齋藤雄太氏の言葉をそのまま紹介する。

 「この2か月間で来場者は400~500件。3LDKはほぼ完売。残っているのは2LDKとプレミアム住戸の5戸のみ。購入者は実需とセカンドハウス用が半々。約8割が都内の方。年代は20代から70代まで幅広く、二拠点居住を考えていらっしゃる方も多く時代の流れにマッチしているのが人気の要因。富士山ビューの境川側もオーシャンビュー側も風致地区に指定されているので、眺望が担保されているのも評価されています。

 用地は、仕入れ担当がアパート、商店など7つをまとめたものです。2年前の段階で一度、コンパクトを計画していたのですが、その後、隣接する用地を取得できたので、当社の35周年記念物件として供給するようになりました。

 私は入社8年目ですが、こんなに人気の物件を担当するのは初めてです。『元町』? 『元町』も早期完売しましたが、私は担当していません。『ZEHの綱島』? 『三河島』? これらも完売。いま完成在庫はひとつもありません」

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 隣接地には、記者も取材したことがある1986年2月竣工の「ライオンズマンション片瀬江ノ島」(77戸)が建っている。現地に並んだ人がたくさんいたような記憶がある。

 この物件の用地を取得し、販売したのは当時の大京のドル箱だった横浜支店だ。その横浜支店を最強の部隊に育て上げたのは当時専務取締役だった故原田利勝氏だ。

 原田氏は1985年末に〝石もて追われるように〟(異説はあるが)大京を退社、翌1986年4月に明和地所を設立した。原田英明現社長は高校生のころだ。記者は会社を設立する2か月前のみぞれ交じりの寒い日、原田氏の腹心で、横浜支店長を経て当時北海道支店長だった高杉仁氏にインタビューしたことがある。〝鬼の目にも涙〟-横浜駅に近い喫茶店で、高杉氏は目を真っ赤にし、ほろほろと涙を流したのをよく覚えている。

 あれから35年。これも何かの縁か。原田現社長も大喜びしているに違いない。よくぞこのような片瀬江ノ島の一等地をよく取得できたものだ。記者が社長だったら用地担当をはじめ全社員に金一封を贈る。

 書き忘れた。2~9階のAタイプの75㎡の3LDK(8戸)は人気になるのは当然の8100ミリのワイドスパンで、10階以上の100㎡超のプレミアム住戸は設計変更に対応するのもいい。

明和地所 江ノ島の一等地で67戸 億ションの100㎡超プレミアム住戸も16戸(2021/9/22)

 

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