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2021/11/22(月) 17:53

丸の内で森林浴ができる「♯チル休み」 三菱地所など11/26まで新丸ビルで実施

投稿者:  牧田司

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「CHILL CUBE(チルキューブ)」イメージ(実物のブースの外は本物の観葉植物)

 合同会社Endian、テレキューブサービス、三菱地所の3社は11月22日(月)~11月26日(金)、毎日忙しく働くビジネスパーソン向けにワークブースではなく休憩専用ブース「CHILL CUBE(チルキューブ)」を東京・新丸ビル地下1階に設置する。

 「CHILL CUBE(チルキューブ)」は、仕事の合間にほっと一息「チルする」=「♯チル休み」する習慣を身につければ仕事の生産性も上がるのではないかというEndianが展開するリラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT(チルアウト)」の想いから企画されたもので、これに賛同したテレキューブサービスと三菱地所がコラボし、「勤労感謝の日」を含めて期間設定した。

 Endianは「CHILL OUT」の提供のほか軽井沢の森林浴を楽しんでいるような気分に浸れる演出を行い、テレキューブサービスと三菱地所は休憩ブースのほか自主学習など新しい用途の可能性なども今後検討するとしている。

 ブースの寸法は、幅2254ミリ×奥行1067ミリ×高さ2009ミリ。ブース内は軽井沢ゆかりのシダ・コケ類、クレマチスなどのフェイクの植物が壁全面に貼られており、コブシの香りとコオロギなどの虫の声が聞こえ、明かりを消すと星空が浮かび上がり月光浴に耽っているような仕掛けが施されている。

 11月22日行われたメディア向け取材会でEndian共同代表職務執行者・渡邉憲氏は開口一番「地球と人からストレスをなくしたい。わが国のビジネスパーソンは働き過ぎ。パフォーマンスを上げるには休憩の重要性が指摘されている」と語った。

 三菱地所営業企画部・岡本拓仁氏は「多様な用途への可能性を探り、28万人が就業している丸の内エリアのビルと街の価値向上につなげたい」と話した。

 テレキューブサービス代表取締役社長・小山田佳裕氏は「ターゲットはストレッシブルな30代から40代の仕事で忙しい人。一息付けるオフの提案を行うことで設置個所を現在の200台から500台、1,000台へ普及させたい」と抱負を述べた。

 実施するのは2021年11月22日(月)~11月26日(金)、11:00~19:00 (体験時間は20分間)。新丸ビルB1F 個室型ワークブース「テレキューブ」(千代田区丸の内1丁目5−1)。

 人気は高く、すでに空きは6枠のみという。期間中体験した人限定のプレゼントキャンペーンを開催。「#オフィスで森林浴はじめました 」を付けてCHILL CUBEをSNS 投稿すると、その場でCHILLOUT6缶BOXがプレゼントされる。CHILL OUTはAI が開発したオリジナルのリラクゼーションフレーバーを採用している。値段は185ml缶で199円(税込)。

予約サイト:https://reserva.be/chillcube2021

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森林浴イメージ

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左から岡本氏、渡邊氏、小山田氏

◇       ◆     ◇

 2年くらい前か、「テレキューブ」なるものを駅構内などで見かけるようになったのは。どのような人が利用するのか不思議でならなかった。

 各氏の話を聞いて、働き盛りの人が利用するのはよくわかった。料金は個人会員で275円/15分だから、1時間で1,100円。空間を独り占めできるからこんなものか。軽井沢の森林浴は文句なしにいい。記者はずっと前からマンションに採用したらヒットすると思っていた。いろんなシーンが提案できる。天国だって地獄だって可能だろう。

 よく分からないのは、今回はストレスを発散するための企画ということだ。30分、1時間、フェイクの植物だらけのブースに入って仕事のストレスが消えるものなのか。ストレスを強いる経営の問題だろうが、ビジネスパーソンのストレスなんて所詮はその程度のものなのか。もっと深刻な生き死にの問題を抱えているのではないのか。

 三菱地所の岡本氏には意地悪な質問もぶつけた。同社の本社ビルには仮眠室も休憩室も、確かシャワー室もあった。わざわざお金を払ってまでそのようなブースに入る価値はあるのか、ブースに入って休憩する時間は勤務時間に含まれるのかどうかと。

 岡本氏は何のためらいもなく「当社の就業規則では休憩は勤務時間に含まれない。私は休憩申請をして利用したい」と答えた。

 記者は、出社しているときも自宅でもだいたい1時間くらい記事を書いて、息継ぎのためのタバコを吸う。時間にして3~4分くらいか。8時間労働として約30分だ。会社にタバコ休憩を申請したことなどない。タバコを吸いながら記事の推敲を行っており、これも仕事のうちだと思う。ビールやワインを飲むこともあるが、一杯飲んだからといって仕事に支障をきたすことはない。多くの人が甘いお菓子などを食べながら仕事をするのと一緒だ。

 取材・記事のことが気になって飛び起きたり、一睡もしなかったりすることも少なくない。だからといって〝これは仕事〟などと申請するほど厚かましくない。 

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「CHILL OUT(チルアウト)」
 


 

 

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