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2021/11/30(火) 11:35

平屋注文住宅 ファミリー層がトップの29% シニアを逆転 ケイアイスター「IKI」

投稿者:  牧田司

 ケイアイスター不動産のグループ会社・カーザロボティクス(Casa robotics)は11月25日、2022年3月期上期(2021年4~9月)の規格型平屋注文住宅IKI(イキ)の契約状況をまとめ発表した。

 同社は2020年8月にIKIの販売を開始し、同年11月に平屋を専門に販売するカーザロボティクスを設立。2021年3月までの集計では、契約のうち最多はシニアの37%だったが、2021年4~9月では、前回(2020年9~3月)16%だったファミリー世帯が29%と13ポイント増加し、24%のディンクスを抜いてトップとなった。シニア層は16%へポイントを下げたが、契約件数は同等水準で推移している。また、シングルマザー世帯からもコンスタントに契約があるという。

 IKIは17坪タイプで本体価格649万円(税込)~。

◇       ◆     ◇

 平屋建て分譲住宅をいくつか取材したことがある。シニア層向けが圧倒的に多かったが、記者はマンションがそうであるように、戸建てもフラット(平屋)がいいのは言うまでもないことだ。大都市圏では地価が高く、ファミリー層は平屋を建てられる敷地を確保することが難しかった。

 同社のIKIの地域的分布などは開示されていないのでよく分からないのだが、本拠とする北関東が中心なら伸長するのはよく理解できる。十分とは言えないだろうが、シニアはもちろん1人、2人家族なら17坪はまずまずの広さではないか。建ぺい率を60%とすれば、敷地は30坪あれば建てられる。鴨長明の「方丈庵」よりずっと広い。

 住宅着工でも平屋建てが伸びているのも時代の変化を反映したものだ。


 

 

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