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2021/12/07(火) 12:59

東京都の外国人 コロナ前より8.3%減 区別トップは江戸川3.5万人 新宿抜く

投稿者:  牧田司

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今日も取材は1件もなし。しょうがないので、暇に飽かせてコロナ禍で激減している東京都の外国人の動向を調べてみた。令和310月の外国人は約52.3万人で、コロナ前の令和元年10月と比べ実に約4.7万人、8.3%も減少した。区・市部でもっとも多いのが江戸川区の3.5万人で、2年前トップだった新宿区を抜いた。国籍別でもっとも多い中国人はこの2年間で約2.0万人、8.7%減少している。

東京都の住民基本台帳による令和310月現在の外国人は522,732人(令和元年同月比8.3%減)で、23区は435,020人(同9.3%減)、市部は86,408人(同2.3%減)となっている。

区・市部でもっとも外国人が多いのは江戸川区で35,424人(5.3%減)。以下、新宿区34,572人(同18.6%減)、足立区33,241人(同3.8%減)の順。増減率から推測すると、2年前にトップだった新宿区は足立区に抜かれて3番目になるのは時間の問題だ。足立区を筆頭に減少幅が小さい城東エリアは居住費が安いためか、あるいは外国人のコミュニティが存在するためか。新宿区、豊島区、中野区など都心部の減少が目立つのはやはりコロナの直撃を受けたためか。

国籍別でもっとも多いのは中国の206,110人(同8.7%減)。居住地は江東区、足立区、江戸川区でそれぞれ1.4万人台。2位の韓国は84,028人(同10.7%減)。居住地は新宿区の8.7千人、足立区の6.9千人がやや抜けている。3位はベトナムの34,815人(同6.2%減)。居住地は江戸川区、豊島区、足立区、新宿区が2千人台となっている。

フィリピンは32,709人(同3.0%減)で、地域別では足立区、江戸川区、大田区23千人台。ネパールは24,566人(同6.2%減)で新宿区、大田区、豊島区が2千人台。台湾は17,465人(同15.5%減)で1.5千人の新宿区が多い。アメリカは17,384人(同10.0%減)で、居住地は2.5千人の港区が突出しており、世田谷区、渋谷区がそれぞれ1.8千人、1.3千人。インドは12,967人(同3.4%減)で、地域別では5.1千人の江戸川区と2.4千人の江東区で全居住者の58.2%を占めている。

上位10か国で唯一増加しているのはミャンマーで10,678人(同7.1%増)。政情不安の反映か。

この2年間、市部で外国人が増えているのは立川市、青梅市、昭島市、東村山市、国分寺市、東大和市、東久留米市、稲城市、あきる野市など。

 

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