「(仮称)溜池プロジェクト」
野村不動産は12月22日、野村不動産溜池ビルの建て替え事業「(仮称)溜池プロジェクト」が国土交通省「令和3年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されたと発表した。
同プロジェクトは、同社が事業企画・監修を行い、清水建設のハイブリット木質構法「シミズハイウッドⓇ」を活用し、木質部材である柱・梁・スラブを鉄骨造と合理的に組み合わせることで、高い耐震性能・耐火性を確保しつつ心地よい無柱の木質オフィス空間を実現したことが評価された。
木の使用量(約500㎥)・使用率(約0.09㎥/㎡)を最大化させた木質オフィスとすることで、建設時のCO₂排出量は約100t削減し、CO₂約320tの固定化を実現する。
物件は、港区赤坂1丁目に位置する鉄骨造一部木造9階/地下1階建て。竣工予定は2023年10月。設計監理・施工は清水建設。
今回の先導事業では、東京建物の共同住宅「(仮称)洗足池プロジェクト」も採択されている。