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2021/12/25(土) 12:30

2022年 年頭所感 今年の一文字は「楽」 大和ハウス工業・芳井敬一社長

投稿者:  牧田司

 

代表取締役社長 芳井敬一 (2).jpg
芳井氏

 昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大を受けた度重なる緊急事態宣言の発令や、近年多発する豪雨災害など、人々の生活を脅かす出来事の多い年でした。また、当社においては行政処分による営業停止により、お客さまをはじめ、関係者の皆様にはご迷惑とご心配をおかけしました。

 国内経済も国際情勢も楽観視ができず、変化の激しい状況のなかで新年を迎えるにあたり、皆さんには三点お願いがあります。

 一つ目は、「仕事を楽しむ」ことです。私は今年の一文字として「楽」を掲げました。業務に真剣に、そして楽しみを見出しながら取り組むことが、自己成長の源泉です。仕事でも趣味でも、人は楽しめなければ成長できません。今置かれた環境を楽しみ、自身の成長につなげてください。

 また、役員・管理職の方々は部下や後輩が成長できる環境を整え、このような不透明な時代を生き抜く力を身に付けられるように育成してください。当社は幾多の試練を成長の機会と捉えて、乗り越えてきました。 私も皆さんと一緒に成長していくことを楽しみにしています。

 二つ目は「夢を抱く」ことです。創業者は「我々にとって重要なのは将来の夢である。夢のあるところに前進があり、企業は夢とともに伸びる」と遺していますが、当社は2055年の大和ハウスグループの将来像を描く「将来の夢プロジェクト」を開始しました。そこでは、企業のあるべき姿として、売上高や利益などの数字目標 だけでなく、お客さまや取引先なども含めて皆さんが幸せになることを重要視しています。自らの人生を豊かで幸せなものにするためにも、未来を描く夢を抱き、その実現のために日々の業務に邁進してください。これは、SDGsの8番目「働きがいも経済成長も」にもつながります。

 三つ目は、「期待に応える」ことです。昨年末、政府には長期優良住宅やZEH など性能の高い住宅が優 遇される住宅ローン減税や「こどもみらい住宅支援事業」などを決定いただきました。ポストコロナの潮流により、お客さまの生活が変化しはじめ、住宅も「生きる」場所としての役割が求められています。こうした期待に応えるためには、行動第一主義でお客さまに役立つ商品やサービスの提供を徹底してください。 最後に、本年4月から5カ年の第7次中期経営計画がはじまります。ウィズコロナや脱炭素、デジタル化の加速など、我々を取り巻く環境は日々刻々と変化していますが、当社がこれからも大切にすることは創業の原点「社会に役立つ事業の展開」です。この創業者精神に基づいて、皆さんがより一層飛躍することを期待します。

 

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