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2021/12/25(土) 14:46

2022年 年頭所感 日本を明るく、元気にする 三菱地所・吉田淳一社長

投稿者:  牧田司

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吉田氏

 2021年は新型コロナウイルス感染症の継続的な流行の中、一昨年のような様子見のフェーズを終え、進むか止まるか、変えていくか等を常に見極め判断を繰り返した一年だった。働き方や消費者行動の変化が一過性のものにとどまらずに浸透・加速し、経済も人々の暮らしの変化も着実に進み始めている。大きなパラダイムシフトの過渡期にある中で、いかに時代の変化を柔軟にチャンスと捉え新たな挑戦をしていくか。「長期経営計画2030」3年目となる2022年、骨太の企業グループへの変革を加速していく。

 2022年は、4月に新丸ビル開業15周年、9月に丸ビル開業20周年を迎える。約20年前から今日まで、多様性のあるまちへと転換を図るべく、ハードとソフトの両面からまちづくりに取り組んできた。昨年には、デジタル化の先にある新しい暮らしとまちづくりを目指して「三菱地所デジタルビジョン」を策定したが、不動産領域における幅広い事業ポートフォリオや顧客接点などの経営資源を活かしながら、時代や社会のニーズを先取りして捉え、既存領域・新事業領域ともに「来たくなるまち」づくりを推進するとともに、まちとして更なる進化を遂げるべく、オン・オフラインの双方で“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を創造していく。

 また、2027年度の街区完成に向けた第一弾として「常盤橋タワー」が昨年6月に竣工した東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」では、「日本を明るく、元気にする」というプロジェクトビジョンを掲げているが、当社では同プロジェクトを含め大手町・丸の内・有楽町エリア全体をポスト・コロナ時代の働き方や暮らしの在り方等を模索する実験のフィールドとして活用しており、今後も自治体や企業・大学等の様々なプレーヤーと連携しながら、日本を明るく、元気にするような取り組みを世界に向けて発信していきたい。

 世界的に注目を集めるSDGs、ESG分野においては、当社グループとして「サステナビリティビジョン2050」「Sustainable Development Goals 2030」を掲げており、100%再生可能エネルギー由来電力導入については目標を前倒しで達成する。引き続きESG経営を推進し、サステナブルな社会構築の一助となるよう取り組んでいく。

 

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