古谷氏
「HARUMI FLAG」広報事務局は1月11日、オンラインによる「HARUMI FLAG SUN VILLAGE第1期2次/PARK VILLAGE 第2期 販売概要説明会」を行った。
幹事会社の三井不動産レジデンシャル 東京オリンピック・パラリンピック選手村事業部推進室・古谷歩氏が販売概要や人気の要因などについて説明したほか、販売当初から担当している同推進室・中塚純太氏、不動産コンサルタント・岡本郁雄氏、立命館大学産業社会学部教授・筒井淳也氏、ワーク・ライフバランス ワーク・ライフバランスコンサルタント・浜田紗織氏の4氏による「有識者と考えるこれからの住宅・暮らし ~HARUMI FLAGをモデルに~」と題したトークセッションが行われた。
古谷氏からはパビリオン見学会開始は2022年1月14日(金)からで、販売開始は2022年3月下旬になることが報告された。「SUN VILLAGE(A棟・B棟・C棟・D棟・F棟)」第1期2次(戸数未定)の専有面積は61.06~106.57㎡、予定価格は4,900万円台~10,700万円台(最多価格帯6,400万円台)。「PARK VILLAGE(A棟・B棟・C棟・E棟・F棟)」2期(戸数未定)専有面積は66.85~91.73㎡、予定価格は6,000万円台~10,400万円台(最多価格帯7,900万円台)。
入居開始はいずれも2024年3月下旬。
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どのようなものになるか期待していた。受信環境は良好で、古谷氏ほか皆さんの声はとてもよく聞こえた。
しかし、概要や購入者属性、人気の要因など中身はこれまで発表されたこと以外は真新しいものはなく、トークセッションも時間が限られていたためか、テーマであるコロナ禍で変化した①働き方②コミュニケーション・人とのかかわり方③環境意識④住まい機能について話し合われたが、一般論に終始し深まることがなかった。中塚氏が「時間が短かった」と感想を述べたように、テーマを絞り各氏が持論を展開すれば面白いトークセッションになったのではないか。この物件はいろんな切り口で論じることが可能だと思う。
「今回の説明会に関することに限って」質疑応答時間も10分間用意されていた。
他のメディア関係者(4氏)からは坪単価や販売戸数などの質問が飛んだが、同社は「未定」として明言を避けた。(「SUN VILLAGE第1期1次の坪単価は300万円と同社は答えているので、第2次も同じくらいだろうと記者は予想しているが…答えが返ってきそうもない質問をするべきではない)。
記者も質問しないのは失礼だと考え、「現在の現地は都が管理しており、見学を申し込んだが『工事中なので』と断られた。工事が休みの日曜日を利用して、現場見学会を行っていただきたい。建物デザイン・街区・道路・緑化計画にとても興味がある。BRTの停留所は街区内に何か所予定されているのか」との主旨の質問をしたが、回答は得られなかった。結局、質疑応答は5分で打ち切られた。
リアルであろうとオンラインであろうと、主催者はメディアの質問にはきちんと答えるべきだと思うがどうだろう。答えない・答えたくないのならそのような時間を設けないほうがいい。
期待が大きかっただけに、何だか肩透かしを食らった説明会だった。
「HARUMI FLAG」「SUN」1期465戸・「SEA」2期166戸 平均8.7倍で即日完売(2021/12/2)