ハワイ不動産イメージ
リストグループのリストインターナショナルリアルティは1月27日、2021年の海外不動産取引件数が2020年と比較し約2倍に増加したと発表。海外不動産取引は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたものの、ハワイ現地とリアルタイムで中継を繋ぎ、物件内覧や物件説明などを行うオンライン商談での成約が約8割を占めた。
2021年のハワイ・オアフ島の売上高は2020年と比較し、戸建てで17.9%増加、コンドミニアムは53.1%増加。全体では2020年比37.3%増加。
2021年の売り出しから買い付けまでに要した平均日数は戸建てで9日、コンドミニアムは12日(2020年の平均日数は戸建てが17日、コンドミニアムが25日)。
2021年の戸建ての年間販売価格中央値は前年比19.3%上昇の$990,000(約1憶 1,250万円)。コンドミニアムの年間販売価格中央値は前年比9.2%上昇の$475,000(約5,400万円)。
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同社は母数を公表していないのでよく分からないが、国境を越えた富裕層向け不動産取引は活性化するのは間違いない。記者がとくに注目しているのは分譲ホテルだ。わが国ではそれほど普及していないが、所有と利用を兼ね備えているのがいい。